2024/11/07 12:55 ウェザーニュース
日本時間の今日11月7日(木)12時すぎ、インドネシア・フローレス島にあるレウォトビ火山で大規模な噴火が発生しました。
オーストラリア・ダーウィンにある航空路火山灰情報センター(VAAC)によると、気象衛星ひまわり9号からの観測で噴煙が高度約15000mに到達していると推定されます。
インドネシアには多数の活火山があり、たびたび規模の大きな噴火を起こしています。
レウォトビ火山(Lewotobi /標高1703m)は、インドネシアの小スンダ列島のフローレス島にある火山島です。今回の噴火では、噴煙を対流圏海面近い高度にまで噴き上げたとみられ、気象衛星ひまわり9号からも噴煙を確認しました。
噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しがきかなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。
今後の火山活動の状況次第では、ユーラシアとオセアニアを結ぶ国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。