2024/11/05 07:31 ウェザーニュース
活発な寒冷前線がアメリカ大陸を東進し、中部や南部を中心に大気の状態が不安定になります。激しい雷雨や竜巻などに警戒が必要です。
寒冷前線の北側からは上空5500m付近で−21℃以下の寒気が南下し、南からは暖かく湿った空気が流れ込んでいます。寒気と暖気がぶつかり合うことで前線周辺では大気の状態が非常に不安定で、雨雲が発達しやすい状況です。
すでにオクラホマ州を中心に雨が強く降っていて、今後はアーカンソー州やミズーリ州などで激しい雷雨となるとみられます。局地的には150mm以上の大雨になる見通しです。また、発達した積乱雲の周辺ではトルネード(竜巻)が発生する可能性もあります。
アメリカの気象当局は広い範囲にトルネードや洪水に関する注意報、一部の地域には警報を発表し、注意を呼びかけています。