2024/11/02 09:36 ウェザーニュース
三連休初日の今日2日(土)は台風21号から変わった低気圧の影響で、大雨になっています。発達した雨雲が九州から中国地方へ広がり、広島県内などは土砂災害の危険性が高まってきました。
中国地方は昨日から雨が降り続いていて、低気圧が近づいてきた今日になり雨が一層、強まってきました。
1時間最大では山口県周南市・鹿野で37.5mm、広島県大竹市で32.5mmの激しい雨、広島市では29.5mm、松江市は24.5mmの強い雨を観測しています。24時間雨量は広い範囲で200mmを超え、11月としては記録的な大雨です。
雨量の増加に伴い土砂災害の危険度が高まり、中国地方の広範囲が「警戒」を示す赤色、広島県を中心に「危険」を示す紫色の領域が広がっています。9時30分の時点で広島県と島根県、福岡県に土砂災害警戒情報が発表され、広島市などには避難指示が発令されました。
これから昼前にかけて激しい雨の降るおそれがあり、土砂災害の発生しやすい状況が続く見込みです。雨が弱まってから土砂災害が起こることもありますので、少なくとも今日いっぱいは急な斜面など危険な所には近づかないようにしてください。