2024/10/16 15:00 ウェザーニュース
週末の19日(土)頃と来週の23日(水)頃は、低気圧や前線が日本列島を通過するため、広範囲で天気が崩れる予想です。その間にあたる日は移動性高気圧が日本海〜北日本付近を通過し、およそ3日周期で同じような気圧配置が繰り返される見込みです。
低気圧や前線近傍では強雨や雷雨のおそれがあります。週末は北日本ほど荒れた天気となる可能性がありますのでご注意ください。
また、高気圧の中心が北に偏っているため、高気圧の縁にあたる太平洋側や西日本では湿った空気が流れ込みやすくなり、雲が広がります。雨の降る可能性もあるため、最新の気象情報を随時ご確認ください。
19日(土)頃に通過する寒冷前線の後ろには強い寒気が控えていて、前線通過後の20日(日)にかけて北日本を中心に一時的に冬型の気圧配置に移行する見込みです。上空1500m付近で−6℃以下の寒気が北海道まで南下し、平地でも雪や霙(みぞれ)となる可能性があります。峠道では積雪のおそれもあるためご注意ください。本州の標高の高い山沿いでも雪が混じる所があるとみています。
週末にお出かけを予定している方、特に車やバイクで峠道を通行する場合は、路面の凍結や積雪によるスリップ事故に十分注意してください。
週末にかけて日本付近には暖かい空気が流れ込みやすくなり、この時期としては気温が高めの日が続く見込みです。特に西日本では30℃近くまで気温が上がる予想で、夏のような暑さを感じる日もありそうです。ただ、週末の寒冷前線が通過した後は上空の寒気が流れ込み、全国的に気温が急激に低下するとみています。地域によっては、最高気温が9月並みから一気に11月並みまで下がることもあり、体調を崩しやすくなるおそれがあります。
秋は日ごとの気温変化が大きいだけでなく、一日の寒暖差も大きくなります。外出時には体感調節できる服装を心がけ、体調管理を万全に行ってください。