2024/09/27 11:50 ウェザーニュース
今日27日(金)は関東の南に伸びる前線に向かって湿った空気が流れ込み、雨雲が発達しています。前線に近い関東南部沿岸や伊豆諸島は今夜にかけて強い雨に警戒が必要です。
台風16号から変わった熱帯低気圧周辺の非常に湿った空気が流れ込んでいる影響で、前線の活動は活発になっています。発達した雨雲が東西に連なり、伊豆諸島から房総半島にかけて次々に雨雲が通過している状況です。
11時40分までの1時間には千葉県君津市・坂畑で29.0mmの強い雨、鴨川市で14.0mm、市原市・牛久で13.5mmのやや強い雨を観測しました。また、伊豆諸島の一部では降り始めからの雨量が150mmを超えています。
一方で、前線から少し離れている東京都心など関東の大部分は1時間に1mm前後の弱い雨の所がほとんどです。
この後も前線はほとんど停滞し、伊豆諸島や房総半島を中心に断続的に雨が強まる見込みです。
特に伊豆諸島では激しい雨となって、多い所では総雨量が200mm以上に達する可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水などのおそれがあるため警戒をしてください。房総半島でも強い雨による道路冠水などに注意が必要です。
東京都心など千葉県以外の関東南部で激しい雨になる可能性は低いものの帰宅時間帯にかけて雨が降りやすく、一時的に本降りとなりますので外出時には傘が欠かせません。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)