2024/09/20 10:37 ウェザーニュース
今日20日(金)は真夏の暖気が東日本の上空に移ってきています。静岡市ではすでに37℃を超え、9月の観測史上1位を更新しました。また、秋雨前線に向かって南寄りの風が吹き込んでいるため、山陰や北陸など日本海側も午前中から気温が上がっています。
上空1500m付近で+21℃以上の真夏並みの暖気が東に移ったことで、東海や関東の晴れている所では気温が上がってきました。また、日本海に伸びる秋雨前線に向かって吹き込む南よりの風によってフェーン現象が発生し、山陰から北陸でも気温の上昇が目立ちます。
10時30分までの最高気温は全国で最も高い静岡市で37.3℃まで上昇。同地点での9月として観測史上1位の暑さになりました。そのほか、鳥取市で36.2℃、愛知県豊田市で35.5℃、千葉県市原市・牛久で34.7℃を観測しています。東京都心は雲が広がっているため気温の上がり方が鈍く、まだ29.6℃止まりです。
午後も日差しが届く地域ではさらに気温が上がり、35℃以上の猛暑日の所が増えるとみられます。名古屋市の最高気温は36℃の予想で、最も遅い猛暑日の記録をさらに更新する見込みです。九州は昨日ほどの暑さではないものの35℃前後の所が多く、福岡県太宰府市でも今年62日目の猛暑日になる可能性があります。
西日本から関東では熱中症リスクが高くなりますので、しっかりと対策を行ってください。