2024/09/18 10:24 ウェザーニュース
9月18日(水)9時現在、大型の台風14号(プラサン)は沖縄・南大東島の南南東を北西に進んでいます。今夜にかけて沖縄本島付近を通過する見込みです。
▼台風14号 9月18日(水)9時
中心位置 南大東島の南南東約350km
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 北西 20 km/h
中心気圧 992 hPa
最大風速 23 m/s
最大瞬間風速 35 m/s
大東島地方ではすでに強風域に入っていて、風が強まっています。北大東空港では8時24分に26.2m/s、南大東島地方気象台でも9時59分に25.5m/sの最大瞬間風速を観測しました。一方、沖縄本島では時々台風の外側の雨雲が流れ込むものの、雲の間から日差しも届いていて、まだ比較的穏やかな空が広がっています。
台風はこの後加速して、時速45km程度で沖縄本島付近を今夜通過していく予想です。台風の進路に近い沖縄本島地方や奄美地方では昼前後から急に雨や風が強まり、荒れた天気になるおそれがあります。暴風域を伴わない勢力ですが、進路の北側にあたる沖縄本島や奄美では風が強まりやすいため、強風や高波に注意が必要です。土砂降りの雨や強風による横殴りの雨にも注意してください。夕方以降は荒天のピークを迎えるので、早めの帰宅ができる方は、午後の早い時間に自宅へ移動しておくと安心です。
なお、「大型」という階級は強風域の径が広いことを示していて、強さとは関係がありません。
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風14号の名前「プラサン(Pulasan)」はマレーシアが提案した名称で、果物の名前からとられています。