2024/09/17 17:30 ウェザーニュース
今週末から週明けの天気は秋雨前線の動向に大きく影響されます。三連休後半は秋雨前線が本州付近に停滞して大雨となるおそれがあるので、注意が必要です。
秋雨前線は19日(木)から20日(金)にかけて北日本に北上した後、再び南下。次の三連休の21日(土)〜23日(月)は本州付近に停滞する予想です。
一方、日本のはるか南の海上では対流活動が活発になっていて、新たな熱帯低気圧や台風が発生する可能性があります。南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、停滞する秋雨前線の活動が活発になると予想しています。
次の三連休は東北から九州の広い範囲で雨が降ると予想していますが、前線の位置や動向、熱帯低気圧・台風の発生有無については不確実性が高く、現時点で降水エリアや大雨リスクの特定は難しい状況です。
それでも秋雨前線と熱帯低気圧・台風の組み合わせは大雨につながるケースが多くなります。三連休で人の往来が増える時期と重なるため、今後の気象情報に注意をしてください。
前線と共に上空の寒気も南下して、西日本を中心に続いていた記録的な猛暑にもようやく終止符が打たれる見込みです。ただ、いきなり体感が一変して秋の涼しさが訪れるわけではなく、日によっては30℃以上の真夏日になる日もあります。
農作業や運動会の練習など、屋外で長時間過ごす場合は引き続き熱中症対策が必要です。