2024/09/18 07:19 ウェザーニュース
今日9月18日(水)は満月です。昨日は旧暦8月15日で中秋の名月が昇りましたが、今年は満月が1日後になっています。
9月の満月はアメリカの農事暦で「ハーベストムーン」とも呼ばれます。気になる今夜の天気など解説します。
昨日の中秋の名月と同様に、弱い秋雨前線の影響を受ける地域では雲が多くなりそうです。東北南部や東日本〜山陰にかけての地域では雨の降る可能性があります。西日本の太平洋側も湿った空気の影響で雲が多くなる見込みです。沖縄は台風14号の影響で雨や風が強まります。
西日本のその他の地域や、北海道・東北北部などでは雲が少なく、お月見を楽しめるところが多くなる予想です。
▼各地の日の入り時刻・月の出時刻
根室 日の入り 17時22分 月の出 17時31分
仙台 日の入り 17時39分 月の出 17時49分
東京 日の入り 17時43分 月の出 17時53分
大阪 日の入り 18時00分 月の出 18時11分
福岡 日の入り 18時20分 月の出 18時32分
那覇 日の入り 18時30分 月の出 18時42分
※ページ内で動画が再生ができない場合は、からご覧ください。
ウェザーニュースでは今夜、満月の様子をライブカメラ配信します。真ん丸のお月さまをお楽しみください。
今日は日本時間の昼前後に、地球から見て部分月食が起こります。部分月食は太陽に照らされた地球の影が月に重なり、月の一部が欠けて見える現象です。
今回の月食は南北アメリカやヨーロッパ、アフリカなどで楽しむことが可能です。月食が起こる時間が昼間にあたり、月と反対側を向いている日本では今回の月食は見られません。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは9月の満月を「ハーベストムーン(Hervest Moon/収穫月)」と呼ぶようです。
農産物を収穫する秋にちなんで、この名前がつけられたと言われています。同じまるい月でも、季節感が感じられますね。
満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。
地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。
つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
出典・参考など
The Old Farmers' Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/