2024/09/15 13:45 ウェザーニュース
南下中の秋雨前線の影響で、北陸を中心に雨雲が発達しています。特に新潟県の沿岸部に活発な雨雲が広がっていて、激しい雨による道路冠水などに警戒が必要です。
秋雨前線は日本海をゆっくりと南下していて、北陸地方に近づいています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため活動は非常に活発です。
前線本体の少し南側にシアーライン(風の流れが変化する境界線)が形成され、午後になり雨雲が急速に発達してきました。新潟県の沿岸部に雨雲がかかって雨が強まっています。
13時40分までの1時間には柏崎市で23.0mmの強い雨、長岡市・寺泊で19.5mm、新潟市・巻で15.0mmを観測。自治体が設置した雨量計では10分間で10mm以上(1時間換算では60mm相当)の激しい雨を観測している所もあります。
こうした雨が20〜30分ほど継続すると道路冠水の危険性が高まります。また、激しい雨によって視界が悪くなりますので、車の運転時は十分に注意をしてください。雨雲が長時間かかり続けた場合は、低い土地が浸水したり、土砂災害が発生するおそれも出てきます。
新潟県の広い範囲に大雨警報が発表中で、柏崎市、上越市、佐渡市には土砂災害警戒情報も発表されました。今後の強雨に警戒が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)