2024/09/14 18:01 ウェザーニュース
来週後半は秋雨前線が南下し、西日本から東日本に停滞する予想です。南の海上からは熱帯低気圧が北上する可能性があり、前線の活動が活発になって大雨のおそれがあります。
台風13号が北上した後、フィリピンの東の海上では次第に低圧部が形成されるとみられます。対流活動は活発な状態が続いていて、周辺では次々に積乱雲が発生、発達する見込みです。
現時点でのコンピューターシミュレーションの計算結果では、熱帯低気圧もしくは台風となる予測をしているものが多くなっています。18日(水)から19日(木)頃にかけては沖縄方面に北上する見通しです。
その後の進路については不確実性が非常に大きく、日本に直接的な影響を与えるかどうかははっきりしません。ただ、このタイミングで、猛烈な残暑をもたらしていた高気圧が東に後退し、秋雨前線が西日本から東日本に南下して停滞するとみられます。
熱帯低気圧や台風が発生すると、周囲を吹く暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、前線の活動が活発になる典型的な大雨パターンの気圧配置になる可能性があります。今後の動向に注意が必要です。