2024/09/13 10:08 ウェザーニュース
9月13日(金)9時現在、台風13号(バビンカ)は日本の南の海上を北北西に進んでいます。昨夜から今朝にかけてはやや乾いた空気が流れ込んだため、勢力を若干落としましたが、今後は発達しながら奄美や沖縄に近づく見通しです。
▼台風13号 9月13日(金)9時
中心位置 日本の南
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北北西 20 km/h
中心気圧 992 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
台風13号は日本の南を北西に進んで、明日14日(土)から15日(日)にかけて奄美大島付近を通過し、東シナ海に進む予想です。
今後は海面水温が高く、上空の風の状況も台風が発達しやすい環境の領域を進みます。明日には暴風域を伴う勢力に発達し、奄美・沖縄に近づく前後には強い勢力の台風になる予想です。
進路に近い地域では平均で25m/s前後、瞬間的には30〜40m/sの暴風が予想されます。海上は大しけとなりますので警戒が必要です。
台風の中心から離れた所にも活発な雨雲を伴っていて、今日の午後には奄美や沖縄にその一部がかかってくる見込みです。午後は本降りの雨になる所が多く、風もやや強めに吹くため横殴りになることもあります。
台風が接近する明日にかけて断続的に強雨となるため注意が必要です。
本州付近で太平洋高気圧が張り出しを強めているため、台風10号のように九州などへ北上してくる可能性は小さくなっています。
ただ、台風の中心が離れて通っても、南東から湿った風が流れ込み、西日本の太平洋側を中心に断続的に雨が降る見込みです。特に地形の影響を受けやすい宮崎県や高知県などは雨雲が発達して激しい雨の降るおそれがありますので、油断はできません。
台風が東シナ海に進んだ後も、湿った空気の流入が続くため、14日(土)〜15日(日)にかけて強まる雨に注意が必要です。
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風13号の名前「バビンカ(Bebinca)」はマカオが提案した名称で、伝統的なプリンの名前からとられています。