2024/09/09 07:05 ウェザーニュース
今日9月9日(月)、環境省と気象庁は熱中症警戒アラートを東海〜九州の12県に発表しました。
対象地域では特に熱中症のリスクが高くなります。9月に入って朝晩は過ごしやすい日もありますが、油断せずにこまめな水分補給や室内でエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。
▼熱中症警戒アラートの発表状況(計12地域)
三重県 和歌山県 広島県 島根県 香川県 愛媛県 高知県 山口県 福岡県 大分県 長崎県 熊本県
今日の西日本や東海は夏を思わせるような強い日差しが照りつけます。昼間は気温が上昇して35℃以上の猛暑日となるところがある予想です。
熱中症警戒アラートの対象地域では暑さ指数(WBGT)も高くなり、熱中症のリスクが上昇するところがあるので、エアコンをつけたり、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。十分な睡眠と栄養補給も熱中症予防の基本です。
熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数(WBGT)に応じて発表される情報で、以前発表されていた高温注意情報を置き換えたものです。2021年から全国で本運用が始まりました。
環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ(WBGT:33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
暑さ指数(WBGT)は国際的に用いられる指標で、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、気温、湿度、日射・ 輻射、風の要素から算出されます。
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。