2024/09/08 07:30 ウェザーニュース
今日9月8日(日)は停滞前線が太平洋から東北地方を通って日本海にのびています。前線近傍では朝から雨が強まっていて、石川県能登地方の輪島市では1時間に47.0mmの激しい雨を観測しました。
前線の雨雲は弱まりながら南下傾向ですが、前線周辺や前線の南側では大気の状態が不安定となって、関東などでも急な雷雨となる可能性があるため注意が必要です。
岩手県・宮城県〜山形県・新潟県付近では未明から雨が降りだし、一時本降りの雨となりました。明け方からは石川県でも雨が強まり、特に能登地方で強く降りました。輪島で1時間に47.0mmの激しい雨を観測したほか、志賀町には洪水警報が発表されています。能登半島地震の被災地では地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるため注意が必要です。
この雨雲は一旦弱まる見込みですが、前線は次第に南下して、午後は前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で関東甲信などで雨雲が発達しやすくなる予想です。
関東でも北部を中心に、天気が急変して夕立やゲリラ雷雨などが発生する可能性があるため、空模様の変化に注意してください。雨雲レーダー等を活用し、お出かけ先で雨に濡れないようお気を付けください。