2024/09/08 06:00 ウェザーニュース
北海道〜関東の各地は前線の影響を受けるタイミングがあります。今日東北地方にかかっている停滞前線はゆっくりと南下し、週前半は弱まりながら関東付近に停滞する予想です。
11日(水)頃には次の前線が北海道を通過し、その後は再び東北付近で停滞する予想です。日本の東にある高気圧の縁辺を回る湿った空気が前線に向かって流れ込むため、前線の南側でも雨が降りやすくなる可能性があります。
日本の南には中心がはっきりとしない熱帯性の低気圧である低圧部が存在し、広範囲に雲をまとっています。この低圧部が週前半にかけて沖縄付近を西進する予想です。
台風が発生する予報は出ていませんが、多量の湿った空気をもっているため大気の状態が不安定となり、断続的に激しい雨を降らせるおそれがあり注意が必要です。
気象庁の予想天気図を見ると、現在トラック諸島近海にある低圧部が北西に進み、9日(月)21時にはマリアナ諸島で熱帯低気圧が発生する予想となっています。
現時点ではこの熱帯低気圧の動向は予想の確実性が低くなっていますが、日本の南に北上してくる可能性が考えられるため今後の予報に注目が必要です。