2024/08/31 22:17 ウェザーニュース
8月31日(土)21時現在、台風10号(サンサン)は東海道沖を東へ進んでいます。次第に向きを変えて北寄りに進む予想です。週明けにかけて東海では激しい雨が続くおそれがあり、大雨災害に警戒してください。
▼台風10号 8月31日(土)21時現在
中心位置 東海道沖
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 東 15 km/h
中心気圧 996 hPa
最大風速 18 m/s
最大瞬間風速 25 m/s
台風の中心の東側では、南から非常に湿った空気が強く送り込まれているため、雨雲が発達しています。
東海の雨は少し落ち着いたものの、雨の中心は関東まで移りました。22時00分までの1時間には埼玉県越谷市でで10.5mmのやや強い雨、羽田空港で8.5mmの雨を観測しました。
明日朝にかけて、断続的に活発な雨雲が通過する予想です。
台風は東海道沖で速度を落として停滞した後、日本の東から張り出す高気圧の縁を進む形で北へ進む予想となっています。このため、東海では明日9月1日(日)も雨が強まりやすく、雨量がさらに増加する予想です。明後日2日(月)にかけての48時間で多い所では200mm以上の雨が降る見込みです。
三重県、静岡県では台風の発生前から雨量がまとまっていて、27日(火)からの総雨量は多い所で600mm前後に達しています。
これまでに降った雨により地盤が緩んでいたり、川の水位が高くなるなど、災害が発生しやすい状況です。今後の雨によって土砂災害や河川氾濫などのおそれがありますので、増水している川の近く、地盤の緩い傾斜地など危険な場所には引き続き近寄らないようにしてください。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風10号の名前「サンサン(Shanshan/珊珊)」は香港が提案した名称で、少女の名前が由来です。