2024/08/29 11:26 ウェザーニュース
台風10号は九州へ上陸した後、進路を東寄りに変えて西日本を縦断する予想です。進行速度が日に日に遅くなっており、西日本や東海を中心に鉄道の運休や高速道路の通行止め、飛行機の欠航など交通機関への影響が長引くおそれがあります。
8月30日(金)から9月2日(月)にかけての気象による影響予測をお伝えします。(8月29日12時更新)
30日(金)は西日本の高速道路を中心に広範囲で通行止めが発生するおそれがあります。東海の高速道路でもこれまでの大雨の影響もあり、静岡や愛知の沿岸部で通行止めが発生する可能性があります。
台風の速度が遅いため、週明けにかけて西日本や東海の高速道路では影響が長引く可能性があります。また、進路次第で関東以北の高速道路でも雨や風が強まり、影響が出る可能性があります。
暴風が予想される場合、車両の横転リスクが高まるため、暴風域に突入する時点で通行止めの区間が拡大する可能性もあります。また、進行タイミングの予想も変わることがあり、影響期間が長引いたり、さらに遅くなることも考えられます。
車での移動を予定されている方は、最新の交通情報を各高速道路会社の公式ウェブサイトやアプリ、交通情報サービスなどでこまめに確認し、安全を最優先に行動してください。必要に応じて、移動の延期や代替手段もご検討ください。
【在来線】
30日(金)から週末にかけては、西日本や東海の広い範囲で大雨や強風による運転見合わせの可能性があります。また、台風から離れている関東以北の路線でも、雨や風が強まり遅延や一部運休となる可能性があります。
週明け9月2日(月)は、北陸や甲信の路線で雨や風が強まり、運転見合わせの可能性があります。
【新幹線】(記事冒頭の画像)
30日(金)から週末にかけては、九州新幹線、西九州新幹線、山陽新幹線、東海道新幹線で運転見合わせの可能性があり、影響が長引くおそれがあります。また、すでに運休の予定が発表されている新幹線もあります。関東以北の北日本へ向かう新幹線も、進路次第で影響が出る可能性があります。
週明け9月2日(月)も東海道新幹線では、一部列車の運休や長時間にわたる運転見合わせの可能性があります。
台風の進路や進行速度が定まっていないため、影響を受ける路線が変わることが考えられます。また、すでに計画運休が発表されている路線もあります。ご利用予定の際は、各鉄道会社の公式ホームページや交通情報をこまめにご確認いただき、最新の運行状況を把握するよう努めてください。また、必要に応じて代替手段の変更や移動の延期もご検討ください。
30日(金)は九州や中国、四国の空港で欠航や大幅な遅延となるおそれがあります。
台風の動きが遅く、週末にかけては近畿の空港でも欠航や大幅な遅延となる可能性があり、西日本の空港を中心に影響が長引く可能性があります。
週明け9月2日(月)は東海や北陸の空港でも欠航や大幅な遅延となるおそれがあります。また、関東の空港でも風が強まり遅延または条件付き運航の可能性があり、機材繰りの影響で欠航便が発生する可能性もあります。
すでに各航空会社から欠航が発表されている運航便もあります。最新の運航情報は、各航空会社の公式ウェブサイトやアプリ、または連絡メールなどで随時ご確認ください。早めの確認と、必要に応じた代替手段をご検討ください。