2024/08/21 07:41 ウェザーニュース
北海道では一昨日から昨日にかけて雨雲が北から南へと通過していきました。雨雲が通過した後は秋の空気に入れ替わり、昨夜から今朝にかけて10℃下回りました。
今年8月1日以降では全国で初めて気温が一桁台を観測したことになります。(富士山を除く)
昨日20日(火)、東西にのびる雨雲が北海道の南へと移動した後は、北から秋の空気覆われてきました。北海道では昨夜のうちに気温が10℃を下回ったところがあり、今朝は道北や道東の一部では最低気温が一桁台となりました。北海道で気温が10℃未満となるのは7月15日に稚内市の沼川で9.0℃を観測して以来のこととなります。
今朝最も気温が低くなったのは、沼川で5.4℃まで下がりました。その他、計9地点で10℃未満となり、涼しいを通り越してやや寒さも感じられる朝となっています。釧路市では14.3℃、網走市でも14.8℃と15℃を下回っています。
<今朝7時までの最低気温>
沼川 5.4℃
声問 6.7℃
豊富 6.7℃
天塩 7.4℃
旭川 17.7℃
札幌 18.2℃
一方で、九州の福岡市では暖かい空気に覆われ、南寄りの風が吹いて気温が下がらず、最低気温は29.5℃と30℃近いものとなりました。今朝は日本列島の南北で気温差がかなり大きくなっています。
朝は寒く感じられるくらいになりましたが、昼間は日差しと南から暖かい空気に覆われるため、北海道でも気温が上昇する見込みです。
今朝最も気温が下がった沼川では最高気温が24℃と、朝から20℃近くも上がる予想です。その他の各地も予想最高気温が25℃を超えるところがほとんどで、平年のこの時期の気温よりも高くなるとみています。
一日の気温差が大きくなるので、朝は羽織るものを一枚多く持って行くなど、服装で上手に調節をして体調を崩さないように注意してください。