2024/08/08 04:17 ウェザーニュース
8月8日(木)3時、小笠原近海で発達中の熱帯低気圧が台風5号(マリア)になりました。台風の発生はおよそ半月ぶりです。
▼台風5号 8月8日(木)3時
中心位置 父島の南約160km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 東北東 ゆっくり
中心気圧 996 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
台風5号の進路の予想を見ると、小笠原近海から日本の東を北上する可能性が高くなっています。顕著な発達は予想されておらず、暴風域を伴わない程度の勢力のまま進む見通しです。
既に台風が接近している小笠原諸島では、今日8日(木)いっぱいは強い雨や風・落雷・突風等に注意が必要です。
台風が予報円の中心を通った場合には本州方面へは大きな影響はない見通しですが、予想よりも西寄りの進路をとった場合には東日本や北日本の太平洋側で雨や風の影響が出る可能性があります。また、台風が陸から離れて北上したとしても、太平洋沿岸では波が高くなるため、三連休を中心に海のレジャーの際は離岸流などに十分注意が必要です。
台風の発生は7月21日に発生した台風4号以来でおよそ半月ぶりです。今月に入ってから1つめの台風発生です。
台風発生数の平年値を見ると、8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも最も台風の発生が多くなる時期です。今年も日本の南で複数の台風が発生する可能性があります。秋にかけての本格的な台風シーズンとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風5号の名前「マリア(Maria)」は米国が提案した名称で、マリアナ諸島のチャモロ民族の女性の名前からとられています。