2024/08/06 15:23 ウェザーニュース
今日6日(火)は午後になって気温の上昇によって大気の状態が不安定となり、内陸部や山沿いを中心に雨雲が急発生しています。
日差しが届いていても急な激しい雷雨に注意が必要です。
上空の気圧の谷と地上の昇温の影響で大気の状態が不安定になり雨雲が急発生し、局地的に激しい雷雨をもたらしています。和歌山県本宮のアメダスでは14時30分までの1時間に63.5mmの非常に激しい雨を観測しました。
上空の風が比較的弱いため雲が停滞しやすく、同じ場所で激しい雨が長く続くおそれがあります。強雨や落雷に加えて、道路冠水や河川の増水にも注意が必要です。
九州北部や近畿の一部では「かなとこ雲」が発生しています。「かなとこ雲」は空高く限界まで発達した積乱雲で、大きく開いた傘の部分で成長が妨げられています。傘の部分よりも上空は成層圏で、それ以上に雲は成長しません。金属加工に使う作業台「金床」に似ていることから「かなとこ雲」と呼ばれます。
「かなとこ」雲の真下では激しい雨になっているおそれがあるので、注意が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)