2024/08/01 13:59 ウェザーニュース
この夏は、35℃を超えるような猛暑日となる日が多く、各地で厳しい暑さとなっています。
8月の東京は、最高気温の平均が31.3℃、最低気温の平均が23.5℃。この時期は1年の中でも最も平均気温が高く、近年では日中40℃近くまで気温が上昇する場合もあります。
8月は1年の中でも最も平均気温が高くなる時期で、暑さ対策を万全にする必要があります。
服装選びに困ったときは、こちらをぜひ参考にしてみてください。
熱中症対策の観点からすると、汗を吸ってくれる吸水性と吸った汗を素早く乾かしてくれる速乾性が優れた素材がおすすめです。
具体的には、綿・麻・ポリエステル。
化学繊維であるポリエステルが吸水性、速乾性に関しては効果が高いです。ただ、化学繊維は苦手…という方も居ると思うので、その場合は綿や麻を選ぶようにしてくださいね。
洋服の素材だけではなく、形も大切です。
ピタッとした服は、服と体の間を風が通らないので熱がこもりやすくなります。ゆったりとした服を着るのがおすすめです。
袖口も細身のものよりふわっとしている方が風が入りやすいですし、襟ぐりも詰まっているものよりは開いている方が良いです。
裸より洋服を着ている方が涼しく感じるのは、体と服の間を風が通るからなんだそうです。
色は、断然、熱を吸収しにくい白や淡い色の洋服がおすすめです。黒など濃い色ほど熱を吸収し、熱がどんどんこもってしまいます。
ただ、紫外線対策としては黒など濃い色の方が効果があるため、選ぶ際は迷ってしまいますね。
最後に、(吸水性や速乾性の高い)肌着を着ること。重ね着をすることで暑くなると思われがちですが、汗の蒸発を助けてくれたりするので、できるだけ肌着を着ることをおすすめします。
8月は日射の強い時期です。日傘を使っている方はご存知の方が多そうですが、屋外では日差しを遮るだけで体感温度は一気に涼しくなります。ラッシュガードのように日差しを防ぐ服装は、日焼け防止だけでなく暑さを和らげることもあります。炎天下にいる時間が長い場合には、通気性の良い長袖の服を選ぶのも選択肢の一つです。
また、お出かけで屋内外を行き来する場合には急激な気温差にも注意が必要です。最も暑い時間帯の屋外と、エアコンが効いた施設内とでは、場合によっては15℃以上の気温差が生じることもあります。汗が急に冷えて風邪をひいたり、急な暑さで貧血のような症状になったりというリスクもあるため、屋内で身体を冷やさないための羽織る物を携行しておくのも一つの手です。
気温が高く日差しの強い夏を安全に楽しむため、適した服装選びをしましょう。