2024/07/28 10:56 ウェザーニュース
梅雨前線の影響で今日28日(日)は北日本で雨の所が多くなっています。大雨被害があった山形や秋田は引き続き土砂災害などに警戒が必要です。
梅雨前線は日本海から北日本に伸びていて、各地で雨が降っています。北海道にかかっていた活発な雨雲は海上に離れたため、一旦、雨のピークは過ぎました。
前線の南側では暖かく湿った空気が日本海から強く流入しているため、東北の日本海側は雨雲が発生しやすい状況です。激しい雨を降らせるほどの雨雲の発達はみられないものの、一部では本降りの雨になっています。
午後も東北は雨の降りやすい天気が続き、一時的に強まることがある見込みです。山形県や秋田県では先日の大雨で地盤の緩んでいる所がありますので、少しの雨でも土砂災害に警戒をしてください。
明日29日(月)は台風3号が由来の湿った空気によって発生する低気圧が、日本海から北海道に近づいてくる予想となっています。
現在は雨が小康状態となっている北海道は今夜遅くから再び本降りの雨になり、明日の午前中を中心に雨が強まる見込みです。局地的には1時間に30〜50mmの激しい雨が降るおそれがあります。
前線の南側の暖湿流も今日以上に強まるため、東北日本海側から新潟県周辺でも雨が強まる所がある見通しです。すでに大雨被害が出ている山形や秋田に加え、その他のエリアでも100mmを大きく上回る大雨になって、土砂災害や河川の増水・氾濫などのおそれがあるため警戒をしてください。