2024/07/28 07:30 ウェザーニュース
今日28日(日)も、西日本や東日本では大気の状態が不安定になります。午後は各地で強い雨や雷雨のおそれがあり、天気の急変に注意が必要です。
北日本や北陸では、梅雨前線の影響で断続的に雨が降りやすい状況です。雷を伴って一時的に強まったり、大雨となるおそれもあります。山形県や秋田県では、新たに河川氾濫や土砂災害が発生する可能性もあるため、警戒をしてください。
今日28日(日)は関東から九州にかけて、昨日に引き続き夏の太平洋高気圧に覆われます。7時00分時点で「影はっきり」とする天気リポートが大部分を占め、多くの場所で朝からしっかりと日差しが届いています。
また、太平洋高気圧の縁を回り込むように暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、7時00分時点で「ジリジリ暑い」「ムシッと暑い」といった体感リポートも多く寄せられています。
暖かく湿った空気の流入により大気の状態が不安定になっている中で、日差しによって気温が上昇するため、山沿いを中心に上昇気流が発生し、雲が発達しやすくなります。
東日本や西日本では、気温上昇のピークとなる午後を中心に雨雲が発生し、ザッと雨が降ることがあります。発達した雲の下では、激しい雷雨や雹、突風に注意が必要です。
梅雨前線は道南から東北北部付近に伸びており、前線に向かって湿った空気の流入が強まっているため、局地的に雨雲が発達しやすい状況です。
7時00分までの1時間に、北海道の美国や余市で25.5mmの強い雨、札幌でも19.5mmのやや強い雨を観測しました。
今日28日(日)は、局地的に1時間に30mmを超えるような激しい雨が降るおそれがあります。雨雲が同じ場所に停滞したり、予想以上に発達した場合、総雨量が100mm以上の大雨になることも考えられます。最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
大雨被害が出ている山形県や秋田県でも再び雨が強まり、大雨となるおそれがあります。普段よりも少ない雨量で災害が発生する可能性が高まっているため、急な斜面や川の周辺には近づかないよう警戒が必要です。