2024/07/27 14:10 ウェザーニュース
梅雨前線の影響で東北は朝から断続的に雨が降っています。大雨被害が出ている山形や秋田でも雨雲の発達している所があり、新たな災害の発生に警戒が必要です。
日本海から東北付近に梅雨前線が伸びていて、その周辺で雨雲がまとまっています。青森県から岩手県にかけての東北北部は雨雲の通り道で、12時間の雨量は50mm前後に達してきました。
また、記録的な大雨によって大きな被害が出ている山形県や秋田県でも局地的に雨雲が発達し、山形県新庄市では11時15分までの1時間で16.0mmのやや強い雨を観測しています。
これから夕方にかけても同じような所に雨雲がかかる予想で、一時的に雨の強まることがある見込みです。青森県や岩手県を中心にさらに雨量が増加し、総雨量が100mmに達するおそれがあるため、注意をしてください。
明日28日(日)も梅雨前線は東北北部付近に伸びる予想となっています。前線に向かって日本海からの湿った空気の流入が強まるため、東北日本海側では雨雲が発達しやすくなる見通しです。
局地的には1時間に30mmを超えるような激しい雨の降るおそれがあります。雨雲が同じような所に停滞したり、予想以上に発達した場合は総雨量が100mm以上の大雨になってもおかしくありません。また、明後日29日(月)も雨が降りやすく、さらに雨量が増加する可能性もあります。
昨日までの記録的な大雨で、普段よりも災害が発生しやすい状況になっています。土砂災害や河川の増水、氾濫などに厳重な警戒が必要です。