サイト内
ウェブ

週刊地震情報 2024.6.23 三河湾の地震で42年ぶりに震度3を観測

  • 2024年6月23日
  • ウェザーニューズ

2024/06/23 10:11 ウェザーニュース

この1週間で国内で観測された有感地震の回数は、前週よりも多い水準です。西日本から東北にかけての太平洋側で地震が目立っています。震度3以上の地震は8回発生しました。(6月17日〜23日10時の集計)

国内:三河湾で久しぶりにM4クラスの地震

20日(木)22時23分頃、三河湾を震源とするマグニチュード4.4、深さ35kmと推定される地震が発生しました。この地震で愛知県豊川市と新城市で最大震度3、東海地方の広い範囲や長野県、滋賀県などで震度1〜2の揺れを観測しています。

地震のメカニズムは西南西ー東北東方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。

三河湾を震源とする地震の中でマグニチュード4を超えるような規模のものは多くありません。前回発生したのは2000年3月で、このときはマグニチュード4.0で最大震度は2でした。最大震度3を観測する地震は1982年のマグニチュード5.0まで遡ります。

1982年当時は体感により震度観測が行われていた時代ですので、現在のように地震計による計測震度を採用してからは初めての震度3です。

最近は大きな地震がない三河湾ですが、1945年にはマグニチュード6.8の三河地震が発生して大きな被害をもたらしました。地震列島の日本では、近年に地震が多くないからと言って、油断することはできません。

国内:日向灘でM4.6とM4.3が連続発生

17日(月)15時57分頃、日向灘を震源とするマグニチュード4.6、深さ21kmと推定される地震が発生しました。この地震で宮崎県宮崎市で最大震度3、宮崎県の広い範囲と鹿児島県の大隅地方で震度2の揺れを観測しています。

また、この地震の約2時間半後の18時26分頃にもほぼ同じ震源でマグニチュード4.3、深さ20kmと推定される地震が発生し、宮崎市で震度3を観測しました。

いずれの地震もメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

日向灘は過去にマグニチュード7クラスの地震が何度も発生していて、政府の地震調査研究推進本部は今後30年以内にマグニチュード7.0〜7.5程度の地震が起きる確率を80%程度であるとしています。

2回の地震の後に特に活動が活発になっている兆候は見られず、有感地震は20日(木)に発生した1回のみです。ただ、日向灘ではいつ大きな地震が発生してもおかしくはなく、津波の発生も想定されます。こうした地震をきっかけに、対策等の確認を行うようにしてください。

世界:今年のM7超の地震はすべて東アジア

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は発生していません。最も規模の大きな地震は南太平洋のトンガ近海で発生したマグニチュード5.8です。

今年は世界規模で見た場合、大きな地震の発生が少なくなっています。最も大きな地震は元日に発生した能登半島地震のマグニチュード7.5(気象庁の解析はマグニチュード7.6)です。

その後は1月23日に中国・ウイグル自治区でマグニチュード7.0、4月3日に台湾でマグニチュード7.4と、今年の3回はいずれも東アジアで起きました。

こうした地震の少ない状況はたまたまであると考えられます。昨年は6月末までにマグニチュード7以上が14回起きていましたが、一昨年2022年は今年と同様3回のみでした。その2022年も7月以降で8回発生しています。

地震の発生サイクルは人間の生活サイクルに比べて非常に長いため、こうしたことがしばしば起こり得ます。いずれ大きな地震が発生することは間違いありません。

出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 Weathernews Inc. All Rights Reserved.