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【平成振り返り-1994年】篠原涼子が200万枚突破・小室ファミリーが大躍進、「プレステ」&「セガサターン」が登場

  • 2019年4月10日
  • Walkerplus

平成を振り返る第5弾は、バブル崩壊で、深刻な就職氷河期に突入した1994年。Mr.Childrenや広瀬香美、小室ファミリーらがミリオンヒットを連発。また、当時20歳のイチローがシーズン210本安打を達成。冬季オリンピック・リレハンメル大会では、個人・団体合わせて5つのメダルを獲得。日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋、ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎の功績に、日本中が沸いた。街では、屋台村、恵比寿ガーデンプレイス、新横浜ラーメン博物館などの新スポットはもちろん、今や恒例となったクリスマス・イルミネーションに初めて着目。テレビゲーム業界では、プレイステーションやセガサターンが発売され、次世代ゲーム機の生き残りをかけた戦いが始まった、平成6年のブームを振り返る。

■ 篠原涼子シングルが200万枚の大ヒット!小室ファミリー人気が高まり、イチローはプロ野球史上最年少MVPに

CMソングとして注目された「innocent world」(Mr.Children/この年日本レコード大賞受賞)や「ロマンスの神様」(広瀬香美)がミリオンヒットを飛ばす中、小室哲也プロデュースの「恋しさと せつなさと 心強さと」(篠原涼子 with t.komuro)が、ソロ女性歌手として初のシングル売上200万枚を突破。小室ファミリー筆頭のTRFも続々ミリオンヒットを飛ばし、音楽シーンではバブルさながらの盛り上がりを見せた。

先日現役引退を表明した、当時オリックス所属のイチローが、若干20歳でシーズン210本安打を達成。打者として、日本プロ野球史上最年少でシーズンMVPを獲得した。Jリーグの影響で、サッカー人気に押され気味だった野球が、このイチローの活躍で人気を盛り返したことから、イチロー効果と言われた。ボクシング界では、WBC世界バンタム級で、王者・薬師寺保栄と暫定王者・辰吉丈一郎が、日本人同士による初の統一王座決定戦に挑む。判定で薬師寺が勝利したこの一戦は、関東で39.4%、大阪で43.8%、名古屋では52.2%と、驚異的な視聴率をマークした。

また、これまで夏と冬、同年開催されていたオリンピックを、2年ごとの隔年開催にするため、前大会からわずか2年後のこの年、冬季オリンピック・リレハンメル大会が開催。日本は、ノルディック複合団体で金メダル。ノルディック複合個人で河野孝典、スキージャンブ・ラージヒル団体で銀メダル。スピードスケートの男子500mで堀井学、女子5000mで山本宏美が銅メダルに輝いた。

日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋が、ペイロードスペシャリスト(搭乗科学技術者)として、スペースシャトル・コロンビア号に搭乗。また小説家の大江健三郎が、1968年の川端康成に次いで、日本人2人目となるノーベル文学賞を受賞した。その活躍に、日本中が心躍らせたこの年、オウム真理教徒が起こした松本サリン事件が勃発。日本で化学兵器が使われた初めての事件として、メディアの報道合戦も加熱し、冤罪騒ぎなども引き起こした。

■ 今や定番のイルミネーション特集が誌面初登場、ディスコから“クラブ”へ人気が移る

女子高生にルーズソックスが流行し、チョーカーやストール、ブーツやトートバッグが大ヒット。みんなで踊って盛り上がるディスコから、こだわりの音楽を楽しむ“クラブ”に人気が移行した、平成6年。『東京ウォーカー』では一躍スターダムにのし上がった、裕木奈江、遠山景織子、一色紗英、葉月里緒菜(現・葉月里緒奈)らが表紙を飾った。

バブルがはじけ、大人たちの財布のひもが固くなったことで、気軽に安くて一杯飲める屋台村ブームが到来。焼き鳥やエスニック、お好み焼きやお寿司など、こだわりの味が1つのエリアで楽しめることから、サラリーマンはもちろん、デートスポットとしても人気に。

この年「恵比寿ガーデンプレイス」がオープン。サッポロビール恵比寿工場跡地に建てられた大型複合施設で、ウェスティンホテル・ビヤステーション・レストラン・映画館・写真美術館などが並び、若者たちがごぞって集まった。また世界初のフードアミューズメントパーク「新横浜ラーメン博物館」もオープン。ラーメンの歴史はもちろん、昭和30年代の雰囲気を再現したラーメン街で、選りすぐりのラーメンが食べられ、話題沸騰。

都内で徐々に浸透中だった、冬のライトアップにも初めて着目。羽田空港からぐるりと湾岸線に広がる、クリスマス・イルミネーションは、きらめく宝石箱のよう。冬のデートコースとして、湾岸ドライブを特集し、ライトアップポイントを紹介。この特集は恒例になり、現在もイルミネーション特集として継続している。

■ 1994年のトレンド解説 「就職氷河期」が深刻化、「J-POP」や「プレイステーション」「セガサターン」がヒット

【パンナコッタ】生クリームをゼラチンで固めた、イタリア発祥のデザート。「panna」は「生クリーム」、「cotta」は「煮つめる」の意味。濃厚な口どけで、一口で幸せになれると、喫茶店やファミレスで人気に。女性が好きなデザートとしては実は高カロリー。 

【就職氷河期】バブル経済が崩壊して、学生たちの就職難が社会問題化。このとき就職できなかった世代が、フリーターや派遣など非正規労働者増加の一因となった。雑誌「就職ジャーナル」から生まれた造語で、この年、流行語大賞の審査員特選造語賞を受賞。

【J-POP】「Japanese Pop」の略で、日本のポップス音楽のことを指す。それまでの日本の歌謡曲とは一線を画す、洋楽ポップスと肩を並べたかのようなイメージを作り出した。ラジオ局「J-WAVE」で生まれ、1993年ぐらいまでに定着したと言われている。

【「プレイステーション」「セガサターン」】「スーパーファミコン」から時代が一変。ソニーから「プレイステーション」が、セガから「セガサターン」が発売。さまざまなゲーム機が発売され、テレビゲーム業界は、次世代ゲーム機の発売ラッシュで競争が激化した。

【フェミ男くん】「feminine(女性らしい)」+「男」で「フェミ男」。いしだ壱成や武田真治がフェミ男の代表格として人気に。華奢な身体で中性的、ピタッとしたシェイプの洋服を身につけ、スカーフなど小物で個性を表現する。あくまで女性っぽいテイストを取り入れ、おしゃれを楽しむ少年たちのこと。この年、フェミ男たちが渋谷や原宿の街を闊歩した。

【ドラマ「家なき子」&「同情するなら金をくれ!」】テレビドラマ「家なき子」は、当時中1だった安達祐実が、家庭内暴力を受けながらもたくましく生き抜く小学6年生を熱演。最高視聴率37.2%を記録する大ヒットとなった。決めゼリフ「同情するなら金をくれ」は流行語大賞・金賞を受賞。「家なき子」ブームは続き、劇場版とシリーズ第2作も製作された。

■ この年オープンした施設

「ウェスティンホテル東京」「銀座7丁目劇場」「三菱みなとみらい技術館」「彩の国さいたま芸術劇場」「聖路加ガーデン」「恵比寿三越」「植村冒険館」「多摩六都科学館」「パレスホテル立川」「光と緑の美術館」「見沼自然公園」「入間市博物館」「千葉県立現代産業科学館」「足利市立美術館」「那須野が原ハーモニーホール」「ファーレ立川」「横須賀芸術劇場」「ゆみ〜る鎌取ショッピングセンター」「ショッピングセンターチェリオ」「関西国際空港」など。

次回は平成7年(1995年)を振り返る。(東京ウォーカー(全国版)・綱島深雪)

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