
「猫の手も借りたい政策」とは!?
猫をモチーフとしたものを中心に、さまざまな漫画やイラストを描きTwitterなどに投稿しているシメジリンゴ( @matumatusimezi)さん。今回はそんなシメジリンゴさんのたくさんの作品のなかから、架空の近未来の日本が行った某政策を描いた「猫の手も借りたい」という漫画を紹介したい。また、作品についてもシメジリンゴさんに話を伺った。
■ 猫が働く未来なんて、想像したことある?そんな奇想天外な未来を覗いてみよう。
これは、日本の人口が1万人を切った近未来の話である
政府は思い切った政策を打ち出した。その名も…!!
「シロとクロ」
少子高齢化が進み、ついに人口が1万人を切った未来の日本。深刻な労働力不足に陥った社会が、猫の手を本当に借りることになった…。
そんな奇想天外な設定の漫画「猫の手も借りたい」を描いたのは、漫画家のシメジリンゴさん。この作品を描いていた当時は忙しかったそうで「『猫の手も借りたいってこのことを言うんだな』と思い、そこから着想を得ました」と語ってくれた。
シメジリンゴさんは、これまでにも猫をテーマにした作品を3つ手がけている。「しろとくろ」は、動物たちが人間と同じように暮らす世界で、少女の白ちゃんと黒猫のクロちゃんが種族を超えて友情を育む姿が見どころの物語だそう。
「ねことごはん」は、仕事に疲れたサラリーマンが夜の公園でおでんを食べていると、猫に話しかけられるというストーリー。誰もが経験したことのある事柄を猫との交流を通して描いている。
「ある夏の思い出」は、ある夏の日に少女と野良猫が公園で遊ぶというシンプルな話だが、無邪気なふたりの姿が見どころだ。
「猫の手も借りたい」をはじめ、シメジリンゴさんの猫漫画は、かわいさだけではなく私たちの社会や生き方についても考えさせられる作品ばかりなので、ぜひチェックしてみてほしい。
取材協力:シメジリンゴ(@matumatusimezi)