スターバックスの全商品で「ソイミルク」のカスタマイズが無料に!その人気のワケとは?

  • 2025年2月15日
  • Walkerplus

やった!スタバのソイミルクのカスタマイズが無料になった!!

「ソイ ラテ」などに使われているスターバックスのソイミルク(豆乳)は、オリジナルだということを知っているだろうか?「ソイ ラテ」はソイミルクを使ったカスタマイズのなかでも人気のドリンクで、2021年にソイミルクへの変更が無料に。そして2025年2月15日(土)には、すべてのドリンクでカスタマイズが無料になるという。その狙いやおいしさのヒミツについて、スターバックスの担当者に話を聞いた。

■ソイミルクへの変更無料に合わせて、3種類のドリンクがメニュー化される
【写真】左から「ソイ 抹茶 クリーム フラペチーノ(R)」「ソイ キャラメル マキアート」「ソイ チャイ ティー ラテ」
【写真】左から「ソイ 抹茶 クリーム フラペチーノ(R)」「ソイ キャラメル マキアート」「ソイ チャイ ティー ラテ」

スターバックスではこれまで、ソイミルクへの変更は55円(税込み)の追加料金がかかっていた。「ソイ ラテ」は2021年に、「スターバックス ラテ」と同じ価格で楽しめるレギュラーメニューとなり、そして2月15日(土)からは、「キャラメル マキアート」「チャイ ティー ラテ」「抹茶 クリーム フラペチーノ(R)」をはじめとするすべてのドリンクで、ソイミルクへの変更が無料に!特にソイミルク変更カスタマイズで人気のこの3商品は、レギュラーメニューに仲間入りする。ソイ好きにも、ソイを試してみたい人にもうれしいニュースだ。

これら3商品がカスタマイズからレギュラーメニューに変化したのは、「お客様一人ひとりの1日が心豊かになるようにとの想いからです」と、スターバックスのコーヒースペシャリストである江嵜さんは語る。
「食の価値観が多様化しているなかで、スターバックスではお客様の一杯が豊かになるようなパーソナライゼーションを重視しています。ソイミルクの場合は味を好んでくださる方、健康志向の方、製造までに発生するCO2排出量や水使用量が牛乳よりも少ないため環境に良いと選んでくださる方……お客様の心のなかの何かを満たすことができているのかなと思います」

そんな人気のソイミルクを、カスタマイズせずそのままで試飲させてもらうと…なめらか舌触りにすっきりした飲み心地、そして優しい大豆の甘味を感じる。驚いたのは、豆乳独特のあの青臭さを感じないこと。それは、「スターバックスのソイミルクは、ラテと合うように開発されたから」だという。どのように誕生したのか、商品本部ビバレッジ部の中島さんが教えてくれた。

■「おいしいから選ばれる」を目指して、オリジナルが誕生
スターバックスオリジナルの豆乳
スターバックスオリジナルの豆乳

「ソイ ラテ」の歴史は六本木や赤坂など都内の一部店舗から始まった。日本に1号店がオープンして数年後、アレルギーや食志向によって外国人客からの要望があり、「ソイ ラテ」を提供するようになったという。そのころ使用していたのは、市販の調整豆乳だ。

当時の日本のコーヒーマーケットでは、豆乳の使用は珍しく、ほかのスターバックスの店舗でも、「ソイ ラテってどんな味?」と、パートナー(従業員)の間で話題になったのだとか。現在は開発を担当する中島さんも、当時は埼玉県の店舗でバリスタとして働き、その噂を耳にして店舗で「ソイ ラテ」を試飲してみたひとり。

「ラテで使用する際は加熱するので、大豆の香りが強くなり、エスプレッソと合わさるとのど越しも変わります。正直なところ、いつも通りのミルクで作るラテのほうが飲みなれているためおいしく感じました」
市販の豆乳は、豆乳としておいしく飲むために開発された商品。ラテとの相性を追求するには工夫が必要だったのだ。
 


そこで、牛乳の代替品としてではなく「ソイ ラテがおいしいから飲みたい」というニーズを創出したいと、オリジナル品の企画開発に着手。2004年11月から、スターバックスオリジナルのソイミルクが使われるようになった。

そのころに商品本部に異動してきた中島さんは、新しい「ソイ ラテ」を飲み、そのおいしさに驚いたそう。
「オリジナルのソイミルクは、ラテに合うように開発しています。加熱してもおいしく、スチームされた泡もなめらかで泡もちもいい。バリスタ用に作られたソイミルクの違いを実感しました」

■オリジナルのソイミルクは何が違う?
 

ラテのスチームミルクは、蒸気で温めた滑らかなミルク。脂肪分により安定したきめの細かい泡を作りやすくなる。「しかしソイミルクは脂肪分が少ないため、通常のミルクに比べてスチームが難しいんです」と語るのは、コーヒースペシャリストの江嵜さんだ。
「オリジナルのソイミルクは、スチームの際につくられるフォームのきめ細やかさやツヤ、エスプレッソと合わせた際、大豆の甘味が引き立つように考慮し、脂肪分などを調整しています。オリジナルのソイミルクができたことで、口あたりがふんわりとしたコーヒーの風味をより心地よく感じられるラテになりました」


オリジナルのソイミルクは、産地や工程などのこだわり、独自性などに共感できる豆乳メーカーと協業して、スターバックスのラテのために共同開発したもの。やり取りの様子を中島さんがこう教えてくれた。
「豆乳は温めると味や香り、のど越しが変化します。サンプルができると、必ずホットのソイ ラテを作り、一緒に飲んで評価し、改善点を共有するようにしています。店舗でのオペレーションもお伝えし、大豆由来の甘味が感じられ、エスプレッソのカラメルのような甘味・コク・香ばしさとマッチするソイ ラテを作れるように改良していきます」

"おいしいソイ ラテを届けたい”という想いは今も変わらず、改良を続け、現在のソイは実は3代目なのだそうだ。
「例えば、最近は浅めに焙煎された豆にあっさりしたミルクを組み合わせたものが人気の傾向があります。ドリンクは好まれる味の傾向が少しずつ変化するので、そういう変化を横目に見つつ改良しているんです」と中島さん。
少しずつ進化することで、長く愛される味になっているようだ。

■おすすめのソイ ドリンク
スターバックスのソイミルクは大豆由来の優しい甘味で、ドリンクを全体的にやわらかな味わいにしてくれる。最後に、おすすめのソイミルクのドリンクについて教えてもらった。まずは、今回レギュラーメニュー化される「ソイ キャラメル マキアート」「ソイ チャイ ティー ラテ」「ソイ 抹茶 クリーム フラペチーノ(R)」の味わいから。

「ソイミルクは、キャラメル マキアートに入っているバニラシロップと甘味のトーンが似ているので相性がいいんです。エスプレッソとキャラメルの香ばしさに、ほんのりとした優しい甘味が広がるソイミルクにすることで、非常にきれいな舌触りと滑らかのど越しで、心地よい後味が感じられると思います」(江嵜さん)

「チャイ ティー ラテや抹茶 クリーム フラペチーノ(R)のソイミルクへのカスタマイズは、もともとパートナーの間で評判になった飲み方でした。ソイミルクがチャイのスパイス感や抹茶のほろ苦さを優しく包み込んでまろやかにし、とても柔らかな印象になりますよ」(中島さん)

では、ソイミルクを試してみたいと思いつつも、なかなか手が出せないでいる人におすすめなのは?
「苦手意識がある方には冷たいメニューの方が試しやすいので、アイスのソイ ラテや、ソイにカスタマイズしたフラペチーノ(R)などをお試しになるとよいと思います。ホットを好まれる方は、ソイ ラテにバニラシロップを追加して甘い香りをプラスしたり、エスプレッソショットを追加してコーヒーを強くしたりするのもおすすめです」と中島さん。
中島さん自身は、「カフェ ミスト」のソイカスタマイズがお気に入りなのだとか。
「カフェミストはミルクとコーヒーの割合が1対1でラテに比べてミルクが少ないため、軽い飲み心地です。ソイミルクに変更するとよりスッキリした飲み心地になります」

また、2月15日(土)からスタートするSAKURAプロモーションのシーズナルメニュー「いちご 桜 ソイ ラテ」(店内利用の場合Tall600円・税込、ほか)も、ソイミルクの味わいを気軽に試してみたい方におすすめだという。穏やかな桜の風味が香る甘酸っぱいいちごのラテに、大豆由来の穏やかな甘さがとてもマッチ。ソイミルクだと意識せずに楽しむことができる一杯だ。ぜひ一度、スターバックスオリジナルのソイミルクの味わいを楽しんでみよう。

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