
ヤンデレを“安全に”楽しめる、体験型カフェ。魅力的なオプションにも注目! / (C)Hinomiya/SQUARE ENIX
「ヤンデレ」という言葉をご存じだろうか?「病む」×「デレ」の2つを組み合わせた造語で、恋愛対象を愛するがあまり狂気的なほどの愛情を抱き、たびたび凶行に走る傾向の人を指す言葉だ。もともとはアニメや漫画で登場するキャラに対して使われていたが、現実でもヤンデレに近い人は存在するという。この漫画は、そんなヤンデレをこよなく愛する“ヤンデレ好き”のためのカフェが舞台だ。
ヤンデレ好きもそうでない人も、誰もが怖いもの見たさで一度は行ってみたくなる「ヤンデレカフェ」という設定の本作を描いたのは、漫画家のひのみや(@ominomiya3)さんだ。本作「ヤンデレカフェへようこそ」は、2021年6月のpixivコミック月例賞で大賞を受賞。その後、商業連載をスタートし、2024年2月に単行本化にまで至った人気作だ。本作についてひのみやさんに詳しく話を聞いてみた。
■異物混入してそうなメニューを頼むと…。お皿に薬物・注射器が…!?注文していないのに手錠をかけれる!?
第1話「ヤンデレカフェへようこそ」P01 / (C)Hinomiya/SQUARE ENIX
第1話「ヤンデレカフェへようこそ」P02 / (C)Hinomiya/SQUARE ENIX
第1話「ヤンデレカフェへようこそ」P03 / (C)Hinomiya/SQUARE ENIX
作品内に登場する「ヤンデレカフェ」は、ヤンデレ特有の狂気的な愛情表現を、安全かつ気軽に体験できるユニークなカフェのことである。本作を描いたひのみやさんは、ヤンデレカフェを描いたきっかけを、「もともとは趣味で描いていた作品です。ヤンデレが好きで、その想いを発散したい一心で、漫画を描いたところ、2021年6月のpixivコミック月例賞で大賞を受賞し、それから運よく商業連載へと話が運び、単行本化にまで至りました」と語る。
ヤンデレ好きなひのみやさんは、「『ヤンデレを楽しめるカフェがあったらどんなにすてきだろう…』という想いから始まり、自分の考えるヤンデレの最高なところをたくさん盛り込んだ。私と同じくヤンデレに飢えている方の潤いになれたら幸いです」と本作の見どころを語り、「コメディ要素も盛り込んだお話なので重くなりすぎず、ヤンデレを知らない方も気軽に楽しめるかと思います」と本作の魅力も語ってくれた。
安心して楽しめるヤンデレを体験できるカフェを舞台に、予測不可能なハプニングが次々に巻き起こる!店員たちが巧みに仕掛けてくるスリル感と、異常なまでに一途な愛情…。物語が進むたびに、ヤンデレの魅力に引き込まれていくので、ぜひ読んで体験してみてほしい作品だ!
取材協力:ひのみや(@ominomiya3)/スクウェア・エニックス