
ついに家出妻と対面!全く反省していない義母はどう振舞うのか!?
SNSやブログ「横山家のマンガ。」などで、「戦国コミケ」「新しいパパがどう見ても凶悪すぎる」など数々の人気作を発表し、ファンを魅了し続けている漫画家・横山了一( @yokoyama_bancho)さん。そんな横山さんの作品のなかから、「どちらかの家庭が崩壊する漫画」を紹介。本作の制作秘話について、作者の横山さんに話を聞いた。
エリート会社員の夫・シュウと妻・ユイ、そして一人娘・リエの3人家族の薬師寺家。一見、幸せなセレブ家庭のようだが、シュウの浮気疑惑や義母との同居を勝手に決断したことに堪えきれず、ユイは家を出る。紆余曲折の末、ユイはついにシュウと義母・聡子と対面することに。本心は全く反省していない義母と、ある作戦を秘めたユイのバトルの行方やいかに!?
義母・聡子の狂気をはらんだ行動や本心が露呈してきて、ますます目が離せない展開に!!「どちらかの家庭が崩壊する漫画」2巻発売後、あらためて注目を浴びている漫画家・横山了一さんに制作秘話などについて聞いた。
■崩壊と絆が交差する!作品に描かれる家庭のリアルと顔芸にも注目!
ついに顔を合わせたユイとシュウ&義母・聡子
聡子は、心にもない反省の言葉やウソ泣き…と、バレバレの行動を炸裂!!
徐々に顔が長くなっていく!?シュウの母・聡子
本作の見どころのひとつである聡子の「顔芸」。その圧倒的なインパクトのある表情はどのように描かれているのだろうか。 横山さんによると、自身でスマホで撮影した写真を参考にしているとのこと。横山さんは撮影時を振り返り「顔の筋肉が鍛えられた気がします。たまに顔を伸ばしすぎて、やり過ぎなくらい縦に伸びてしまいました…」と語る。
また、本作では家族の崩壊が描かれる一方で、家庭を持つことの良さも伝わってくる。横山さんにとって「家族」がいることの良さとは何かを尋ねると、「家族がいることでいろいろなことに頑張れている気がします。独り身だとかなり怠惰になっちゃうタイプですね…(笑)。あとはやっぱり家に帰ったときに家族がいるとほっとします」と打ち明けてくれた。
本作で登場する2つの家庭は子育て中だが、横山さん自身も父親として子育て中だという。子育てで大切にしていることについて伺うと「『子どもをこう育てたい!』という理想はあまり持たない方がいいと思います。息子が幼稚園のときにサッカークラブに入れたのですが、本当に全く向いていなかったので(笑)。子どもが得意そうなところを見つけて、そっと応援してあげるのが一番いいかなと…」と、親心を覗かせた。
家族の崩壊を描きながらも、人との絆の温かさが感じられる本作。子育て中の方には共感できるシーンもあるはず。ぜひ最初から読み進め、物語の行方とともに「家族」というテーマについても考えてみてはいかがだろうか。
取材協力:横山了一(@yokoyama_bancho)