
「子宮が幼児期から成長してない」という衝撃の事実を知る主人公 / 画像提供:ぺ子さん
ぺ子(@peko_comic)さんは、SNSやブログを中心に実話に基づいた作品をいくつも公開している。SNSに投稿された「生理が一度も無かった私が妊娠するまで」という作品はフォロワーさんの実体験を基に描かれ、注目を集めている。今回は本作の1~12話までお届けするとともに、著者に不妊治療の大変さなどについても話を聞いた。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
「生理が一度も無かった私が妊娠するまで」1-2 / 画像提供:ぺ子さん
ある日、独身のユナさん(24歳)はレディースクリニックで診察を受けると、医師から「今まで生理が来たことが一度もありませんね」と衝撃の事実を告げられる。これまでの出血はすべて不正出血だったようで、このままだと将来子どもが欲しくても不妊治療もできないとのこと。
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ユナさん自身、出血は半年以上ないときもあったので、心当たりはあるようだ。医師からは不妊の原因は子宮が幼児期から成長していないことなどと言われ、将来に絶望して深く落ち込んでしまう。
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ユナさんはまず排卵誘発剤を飲むことから始めるが、その後変化がなかったので注射へ移行。注射は決まった日にクリニックで打つのだが、次回クリニックへ行く日は職場で外せない会議が入っている。職場のお局上司に有給の話をするも相手にしてもらえず、それからも残業続きで病院どころではない。
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その後、クリニックからピルを処方されて服用したが、副作用で腹痛に苦しむ日々…。時間やお金ばかりを費やし、ピルの治療は3~4年ほど続いたという。
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そんなある日、仕事で現在の夫・ハチと出会って付き合うことに。ハチが子ども好きなことを知ったユナさんは、「私…この人のそばにいてもいいのかな…」と次第に不安になっていく。
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ハチからプロポーズを受けた日、ユナさんは泣きながら「ハチをパパにしてあげられないかもしれない…!」と衝撃の事実を告白。そして、結婚生活が始まるとユナさんは本格的に妊活を始めるのだが、体力的にも精神的にも予想以上の困難が待ち受けているのであった…。
――本作を描かれたきっかけについて、お聞かせください。
私のInstagramのアカウントで不妊治療をしていた方の体験談を募ったところ、フォロワー様からこちらの内容の応募があり漫画化させていただきました。脚色は加えていますが、実話をベースとした作品となっております。
――ユナさんは仕事が忙しい中、不妊治療は大変だったかと思います。この点について、ぺ子さんの意見をお聞かせください。
不妊治療と仕事の両立は本当に大変だと思います。治療自体のしんどさもありますが、作中にもあるように職場の上司や人間関係で悩むことも…仕事はできれば辞めたいけど、やりがいやお金の問題でやめられない、そんな方々も多いのではないのでしょうか。
ぺ子さんのSNSやブログなどではそのほかの作品も投稿されているので、気になる方はぜひ一度読んでみて!
※この作品は事実に基づいたフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません。
取材協力:ぺ子(@peko_comic)