
全国の「猿田彦珈琲」(一部店舗を除く)では2025年1月15日より、「猿田彦珈琲のストロベリーバレンタイン」キャンペーンを開催中。そこで今回は、JR原宿駅舎の2階部分にある店舗「ザ・ブリッジ(THE BRIDGE)」を訪れ、同キャンペーン開催中に楽しめる季節限定ドリンクやフードについてレポート!また、“国内最高峰のバリスタ”を決める権威ある大会「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ」にて2024年に優勝した、同社のバリスタ・伊藤大貴(ひろき)さんにインタビューも行った。
アレンジドリンクやフードは元ヒルトン東京エグゼクティブペストリーシェフで、2024年4月より猿田彦珈琲の取締役に就任した播田修さんが監修!
猿田彦珈琲の冬季限定エスプレッソのフレーバーは、いちごとチョコレートを思わせる風味が特徴。また、“ストロベリーバレンタイン”をテーマとし、大人も心ゆくまで楽しめる季節限定の新作ドリンクやフード(全6種)は、見た目のかわいさ&大人なテイストが魅力となっている。
冬季限定エスプレッソのフレーバーは、いちごとチョコレートを思わせる風味が特徴
新作ドリンクの注目は、「バラとベリーのフラッペ」(750円)と、「ナッツandチョコレートフロラッテ」(680円)。「バラとベリーのフラッペ」は、ベリーやライチ、カカオパルプを使った甘酸っぱい味わいのフローズンに、バラ風味のジュレソースが合わせられており、花びらを彷彿とさせるチョコレートとホイップのトッピングで華やかに仕上げられている。ライチの味が強めで、意外とさっぱりとした飲み心地なのがポイント。同社広報担当者は「おいしさはもちろん、見た目がとてもかわいいので特に女性から大人気なんですよ」と話す。
【写真】ぷるぷる食感が楽しいジュレソースが入った「バラとベリーのフラッペ」は優しい甘さと甘酸っぱさがクセになる一品
チョコレートベースのラテに山胡椒(マーガオ)を効かせた「ナッツandチョコレートフロラッテ」は、ピリリと大人な味わいで、どこか“ピールの苦みを合わせたオランジェット”のような雰囲気。そこに、ふわふわのナッツムースと、キャラメリゼしたカリカリ食感のナッツ、カカオ82パーセントのコロンビア産チョコを使用したソースがトッピングされている。スイーツのように楽しめる癒やし系のホットドリンクだ。(※上述の2商品の販売はいずれも2025年2月17日(月)までを予定。予告なしで一時的な欠品または早期に販売終了する場合あり)
「ナッツandチョコレートフロラッテ」は山胡椒(マーガオ)がアクセント!レモングラスなどのスパイスも入っている
そのほか、エスプレッソソース、マスカルポーネと甘酸っぱいいちごのソースを合わせた「ストロベリーティラミス」(650円)や、ドライベリーと胡桃がゴロゴロ入った食べ応えのある「ストロベリーチョコブラウニー」なども登場している「猿田彦珈琲のストロベリーバレンタイン」。それぞれ、コーヒーとのマリアージュも楽しめる商品となっているので、この機会に試してほしい。
サクふわ食感のビスケットと、抽出したてのエスプレッソソースもポイントとなった「ストロベリーティラミス」
優しい甘さなのでどんなドリンクとも合う!「ストロベリーチョコブラウニー」
猿田彦珈琲から初登場のサラダボックス。自家製のいちごとバルサミコを使ったドレッシングをかけて食べる彩り豊かな一品。コーヒーやパンと合わせればランチにもぴったり
■現日本一位のバリスタ・伊藤大貴さんにインタビュー!
同社のバリスタ・伊藤大貴さん
―― 「ジャパン ラテアート チャンピオンシップ」で3度優勝(2019年、2020年、2023年)している伊藤さんは、2024年秋に行われた「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ 2024」でも優勝されています。そんな偉業を達成された伊藤さんが、バリスタになろうと思ったきっかけを教えてください。
【伊藤大貴さん(以下、伊藤)】大学のときにコーヒーチェーンで3年半ほどアルバイトをしていたんですけど、就職活動のタイミングで「コーヒーの道へ進もう!」と思ったのがきっかけです。9年くらい前ですね。当時、「自分の好きなことを仕事にしたい」と思っていたんです。
――バリスタをやっていてやりがいを感じるのはどのようなときでしょうか?
【伊藤】純粋に“おいしいもの”のことを考えるのはすごく楽しいなと思っているのですが、さらにコーヒーがあることで、普段話せない人と話すきっかけができたり、つながることができるというのがコーヒーの魅力かなと思うんです。そういうところがやりがいだと感じます。バリスタを始めたときからお店にきてくださっているお客さまもいて。その方々は、僕が「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ 2024」で優勝したときも、子どもが成長していく様子を見るような感じで、応援してくださっていました。
――伊藤さんが大切にしていることはなんですか?
【伊藤】状況を読むことです。コーヒーを飲まれる方が、今どんな状況で何を求めているのか、どうしたら喜んでくれるのかというのを、お話ししながらだったり様子を見ながら探ることです。その時間は短かったり、話せないタイミングの方もいるのですが、なるべく様子を見て察するようにしています。
――“日本一”にいたるまでの道のりについて教えてください。
【伊藤】 「ジャパン ラテアート チャンピオンシップ」で3回優勝したのですが、「自分はラテアートだけじゃない」「味の部分も知ってほしい」と思いまして。「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ」の優勝で、ようやく味の部分でも評価していただけた。周囲のプレッシャーなどにも耐えて、黙々と挑戦してきたからこそ得られた結果だと思います。
――伊藤さんの今後の目標は?
【伊藤】2025年の10月にイタリア・ミラノで世界大会「World Barista Championship 2025 Milano」があり、日本代表として出場します。それは、バリスタの大会では一番の出場者数で、一番歴史のある大会。60カ国くらいの国の代表が集まるのですが、そこで優勝するのが目標です!豆を調達するところから始まり、それをどうおいしく抽出するのか…というところまで見られる大会。味だけでなく所作なども見られるんですよ。精神力も大切なポイントとなってきます。
――この記事を読んでいる人に伝えたいことがあればメッセージをお願いします。
【伊藤】コーヒーに正解ってないと思うんです。コーヒーを選ぶときって「この味」ということだけでなく、「今は朝だからすっきり浅煎りのを飲みたいな」とか、「昼過ぎに目を覚ましたいからキリッと濃いものを飲みたいな」とか、気分やシチュエーションによっても選び方が変わってくると思います。ですので、自分はコレだと決めつけないで、気分やシチュエーションによっていろいろなものを楽しんでほしいなと思います。
「ジャパン ラテアート チャンピオンシップ」でも3連覇している伊藤さんがカフェラテをいれてくれた
伊藤さんのラテアート
取材・文=平井あゆみ
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