
バレンタインデーが近づき、今年はどんなお菓子をプレゼントしようか、悩んでいる人も多いはず。
そんななか、古の歌人が和歌に込めた情感を高い技術力でお菓子として表現する京都のパティスリー&チョコレートブランド「RAU」がリニューアルオープンし、新たなスイーツを展開している。
本記事では「RAU」と、「RAU」のシェフショコラティエール・高木幸世さんによるスイーツブランド「Sachi Takagi」で買えるバレンタインのギフトにおすすめのスイーツをご紹介。リニューアルオープンをきっかけに変更されたコンセプトにも注目!
■特別な日も日常も彩るブランドへ
誕生5周年を機にブランド拡張を行った「RAU」は、2024年12月13日に京都・河原町にある店舗をリニューアルオープン。
リニューアルコンセプトは“ハレの日も、ケの日も、らうらうしく”。これまで「RAU」は、“情景を形状に”というコンセプトのもと、人々の特別な“ハレの日”を彩ってきたが、今後は“ケの日も彩れるブランド”という側面も大切にし、日常に寄り添える存在を目指すという。
リニューアルした店舗の内観
■米とミカンと梅が主役の新作デセール「Halle」
リニューアルを記念した新作デセール「Halle」(ハレ)は、日本語でおめでたいときに使う「ハレ」と、ヘブライ語で喜びや感謝を表す「ハレルヤ」の意味を合わせ、「今日が特別な思い出になってほしい」という想いを込めて名付けられた。
米やミカン、梅を使用した新作デセール「Halle」
日本人になじみ深い米やミカン、梅をメインに使用し、ハレの日にもケの日にもぴったりのひと品に。米の凝固性を活用した梅のムースの中に、ミカンの果肉部分を糠に漬けて味わいを凝固させたジュレが入っている。
さらに、豆腐と梅干しの水分を抜いて作る凝縮したチーズのような味わいのクリームと、紅しょうがのフルーティーで爽快な刺激を活かしたシロップに浸したおからのビスキュイ生地、米粉を使った軽やかで香ばしいサブレを重ねた、贅沢なスイーツだ。
■ギフトに、ご褒美にと使い勝手抜群の焼き菓子
「RAU」で人気の1個から購入できる焼き菓子に、20種類以上の新作が登場。個包装の焼き菓子はボックスに詰めることも可能で、一日のご褒美や手土産、週末のティータイムなどに大活躍だ。
「焼き菓子アソートメント」
店内で焼き上げる「フィナンシェ」は、バニラとアーモンドの優しい甘さと、バターの新鮮な香りが特徴。プレーンのほか、ショコラ、キャラメル、アーモンド、季節限定のフレーバーもラインナップする。
また、「マドレーヌ」は自家製天然酵母を使用して、きめ細かくふわっとした食感に焼き上げている。「バタークリームサンドマドレーヌ」は、オリジナルのバタークリームを使用。乳酸菌とマンゴーを加えた、爽やかでミルキーな味わいが楽しめる。
【写真】焼き菓子のバリエーションがより豊富に
■人気スイーツがバレンタイン仕様に
ボンボンショコラ「iro」は、ひと粒のチョコレートの中にさまざまな情景の「色」を表現しているのだとか。使用するチョコレートは、すべてコスタリカ産のカカオ豆から作るビーントゥバーチョコレート。特徴的なひし形は、カカオを大切にするコスタリカの部族にとって「循環」を象徴するシンボルマークをモチーフにしている。
2025年のバレンタインでは、ブルーとホログラムを基調にしたパッケージにリニューアルし、フレーバーの組み合わせも新しくなるそうだ。
左から、「iro」(2種/4粒入り/2160円、9粒入り/4536円)、「Nami-Nami Assortment」(6本入り/3780円)
また、「RAU」の人気商品「クリームサンドサブレ『Nami-Nami』」の期間限定フレーバー「Strawberry & Rose」もバレンタイン限定商品として販売。波型サブレに、軽やかな2種のクリームと濃厚なビーントゥバーの板チョコレートを挟み、ひと口で多彩な食感と味わいを表現。パッケージはブルーグレーの箱に入った高級感のある仕上がりで、バレンタインのギフトにもってこいだ。
■プラントベースとは思えない濃厚スイーツ
「Sachi Takagi」は、6種の味わいを詰め込んだプランツベースのクッキーアソートメントを展開。オリジナルのビーントゥーバーチョコレートや宇治抹茶など素材にこだわったリッチな味わい、ココナッツの甘さと香ばしさを感じるナチュラルな味わいなど、「Sachi Takagi」のコンセプトである“植物だから出来る”が詰まっている。
そのほか、プラントベース(植物性)の生チョコレートシリーズはみずみずしいおいしさが魅力。
左から、「Berry」(3672円)、「Sachi Takagi クッキー【FUYU缶】」(3780円)、「Sachi Takagi Valentine's Day Collection」(4536円)
バレンタインのギフトとしてはもちろん、京都土産にも「RAU」と「Sachi Takagi」のスイーツを選んでみては?
【RAU】
独創性あふれる表現を追い求めるシェフパティシエ・松下裕介さんとシェフショコラティエール・高木幸世さんの2名のシェフが集い、2019年12月に京都・河原町の「GOOD NATURE STATION」で誕生。心に浮かぶ絵画のような情景、香りが呼び起こす心をくすぐる記憶、古の歌人が和歌に込めた情感を高い技術力でお菓子として表現している。
「RAU」のデセール
【Sachi Takagi】
「植物を“育てる”スイーツブランド」として、2021年12月に誕生。「RAU」のシェフショコラティエールの高木さんが自身の名を冠している。菓子職人としての技術力とアイデアで“植物だから出来る”を実現し、素材そのものが持つポテンシャルに頼るだけではなく、味作りの可能性を広げることで植物から全く新しい価値を生み出している。
「Sachi Takagi」のスイーツ
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