
1月頃~5月頃にかけて楽しめるいちご狩り。ただ、いちごが最もおいしい時期は、1~2月の寒い時期とされ、今が甘みや旨みを楽しめる時期なのだ。一方で、いちご狩りといえば「車で遠方まで行かなければ…」や「駅から遠いのでは…」と考える人も多いだろう。そこで本記事では、東京都内で、かつ車なしでも楽しめるいちご狩り施設を5つ紹介。各施設の担当者による最新のいちご狩り情報にも注目してほしい。
■東京都世田谷区「世田谷いちご熟」
手に届きやすい高さにいちごがなっている
■今年の開園時期
2024年12月末~2025年6月中旬
■現在のいちごの生育状況
真っ赤ないちごを味わおう!
品種によっては遅れてしまったものもあるが、大きな粒から小さな粒までたくさん実ってきている。
■交通アクセス
【電車】東急大井町線「上野毛駅」下車。徒歩約10分
【バス】東急バス「上野毛まちづくりセンター」下車。徒歩約4分、「中町5丁目」下車。徒歩約5分、「玉川電話局」下車。徒歩約6分、「多摩美術大学」下車。徒歩約8分
■ここならではのいちご狩りのこだわりやおすすめポイント
園内のアートの様子
小さい農園ながら、3種類のいちごの食べ比べができる。他園では練乳別売りや持ち込み可が普通だが、当園ではサービスで付くほか、ほかにもチョコソースやお茶のサービスもある。オプションでいちご大福も作れる。また、園主制作の園内アートや音楽、看板豚もいるので、かなり独特な雰囲気が楽しめる。そして何よりいちごが甘くておいしい。
■どんな人におすすめ?
特に対象を絞ってはいないため、誰でも楽しめる。ただ、1組の人数は10人までなので、団体で楽しみたい人にはおすすめできない。
空気を循環させるファン付きのハウス
〇「世田谷いちご熟」の詳細情報
・営業期間:水曜日・日曜日(水曜日は3月中旬より)
・営業時間:生育状況やコロナの状況により変更する場合がある。営業状況は、ブログにてお知らせがあるので、要確認だ。
・料金:30分食べ放題 練乳付き 大人(中学生以上)3000円/子供(2歳〜小学生)2500円
※2歳未満の子どもの入園は、年齢の確認できる公的な証明(保険証、マイナンバーカードなど)の提示が必要。提示がない場合は、子ども料金がかかる。
・いちごの品種:紅ほっぺ、よつぼし、ベリーポップ
・予約:公式サイトで要予約
東急大井町線上野毛駅より徒歩10分の閑静な住宅街の真ん中にあるいちご農園。高設栽培を採用しているので、小さな子どもから高齢の人まで快適にいちご狩りを楽しむことができる。予約をする際は、公式サイトの案内を見て、最新情報をチェックしてほしい。
■東京都昭島市「ABC FARM」
ABC FARM
■今年の開園時期
2024年12月21日~2025年6月上旬頃
■現在のいちごの生育状況
きれいなハウスでいちご狩りが楽しめる
現在、紅ほっぺ、ゆめのか、すず、よつぼし全種類十分に楽しめる。
■交通アクセス
【電車】西武立川駅から徒歩15分
■ここならではのいちご狩りのこだわりやおすすめポイント
下段にもいちごがあり、子どもでも手が届く
小さい子どもや車いすの人でも全種類楽しめるよう下段にもレーンがある。そのままが一番おいしいが、チョコソース、練乳が無料で楽しめる。
ichigoすむーじー
ABC FARMで獲れた野菜や果物を使ったスムージーやスイーツを併設カフェで楽しめる。そのほかカレーやロコモコ、ベーグルなどのフードも楽しめる。さらに、収穫したいちごを使ったケーキづくり体験、餅つき&いちご大福づくり体験、本格ピザ窯で焼くピザ作り体験など定期的にイベントを開催しているため、いつ行っても楽しめる。ちなみに2月はバレンタインチョコケーキづくりを予定している。
■どんな人におすすめ?
ファミリー、カップル、友人同士などさまざまな人が利用。2階にキッズスペースがあり、ベビーカーでいちご狩りが可能など、キッズフレンドリーな施設。
いちごパフェ
〇「ABC FARM」の詳細情報
■ABC FARM
営業期間:水曜日・土曜日・日曜日、祝
営業時間:9時〜16時
■ABC FARM CAFE
営業期間:水曜日・木曜日・金曜日・土曜日、日曜日(月曜日・火曜日は休み)
営業時間:11時〜16時
・料金:30分食べ放題(練乳またはチョコレート2種類無料トッピング)、一般(6歳以上) 3300円/3歳~5歳 2200円
※予約可能数は、1人~30人。
※クレジットカードによる事前決裁が必要。
※一度に予約できる人数は30人まで。
・いちごの品種:紅ほっぺ、ゆめのか、よつぼし、ベリーポップすず
※生育状況により収穫できるいちごの品種が限られる場合がある。
・予約:公式サイトで要予約
2025年2月で1周年を迎えた本施設。1年間で約8000人以上の方が訪れ、冬から春はいちご狩り、夏はメロン、とうもろこし、じゃがいも、トマト、胡瓜など、秋はさつまいもや大根など、気軽にさまざまな果物や野菜の収穫体験が楽しめる施設として、スタッフ一同力を合わせて作ってきた。新作スイーツも続々登場し、2年目はより多くの人に楽しんでもらえる施設になるように現在さまざまなイベントを企画している。
■東京都多摩市「新倉農園」
新倉農園
■今年の開園時期
2025年2月2日~2025年5月下旬
■現在のいちごの生育状況
開園したばかりで、いちごの生産量はまだ少ない状況だが、今後、いちごの生育の状況を見ながら、随時予約募集を増やしていく。
■交通アクセス
【電車】京王電鉄聖蹟桜ヶ丘駅から京王バス(南部地域病院行き)で約10分、落川停留所下車約2分
【車】中央自動車道国立府中ICから約10分
■ここならではのいちご狩りのこだわりやおすすめポイント
天然水とミツバチ交配、高設養液栽培で大切に育てられたいちごは、練乳なしでも十分に甘いのが特徴。栽培している紅ほっぺは、大きめの果肉が特徴で、甘みが強く、いちご本来の酸味が味わえる品種である。また、いちご狩りは食べ放題ではなく、量り売り制を採用しているのも特徴だ。
■どんな人におすすめ?
いちごをたくさん食べたい人よりも、おいしいいちごを食べたい人向き。
〇「新倉農園」の詳細情報
・営業期間:土曜日・日曜日
・営業時間:10時~15時 赤い実がなくなり次第終了。
※開始時間の始めに、摘み取りの説明がある。予約時間より少し前に来園してほしい。遅れる場合は、連絡をしてほしい。
・料金:100グラム 350円、好きな量を自分で摘み取る量り売り。
・いちごの品種:紅ほっぺ
・予約:公式サイトで要予約
東京多摩丘陵の恵まれた環境のもとで育ったいちごを楽しめる本園。量り売りなので、持ち帰りができるため、自宅など別の場所でもいちごを堪能できるのが特徴だ。土日のみの営業で、いちごがなくなり次第終了となる。必ず来園前には、公式サイトから予約して、最新情報をチェックしよう。
■東京都あきる野市「あきる野ストロベリーフィールズ」
あきる野ストロベリーフィールズの外観
■今年の開園時期
1月11日から5月の連休明けまで(延長する場合あり、詳しくは公式サイトを確認)
■現在のいちごの生育状況
赤い実がたくさんなっている
現在のところ順調である。
■交通アクセス
【電車】JR五日市線秋川駅から徒歩約10分
【車】圏央道日の出ICから約3分
■ここならではのいちご狩りのこだわりやおすすめポイント
最大5品種の食べ比べができる
都心から60分で、摘んですぐ食べられる旬ないちごが待っている。圏央道日の出インターから車で約3分という好立地なので、アクセスのよさも特徴だ。最大5品種の食べ比べができるので、その味わいの違いも楽しめる。
■どんな人におすすめ?
ファミリーやカップル、友人同士におすすめ。
ファミリー、カップル、友人など誰とでも楽しめる
〇「あきる野ストロベリーフィールズ」の詳細情報
「いちご摘み」
・営業期間:水曜日・木曜日・土曜日・日曜日(いちごの生育状況によって、臨時休業する日もある)
・営業時間:水曜日・土曜日 10時~と12時~の2部制/木曜日・日曜日 10時~のみ
・料金:小学生以上 3000円/3歳~小学生未満 1500円/3歳未満 無料
※3歳未満の方は申込み人数に含めなくて大丈夫である。
・いちごの品種:紅ほっぺ、よつぼし、スターナイト、おいCベリー、ベリーポップはるひ、ベリーポップすず
予約:「じゃらん遊び体験サイト」での完全予約制
所要時間30分で最大5種類のいちごが食べ放題で楽しめる本園。来園した人がいちごを食べて笑顔になるように、スタッフが温かく迎えてくれる。アットホームな雰囲気で「いちご摘み」を楽しめる。公式サイトの問い合わせやメールでの予約はできず、「じゃらん遊び体験サイト」での完全予約制なので注意してほしい。
■東京都府中市「空飛ぶいちご東京」
空飛ぶいちご東京
■今年の開園時期
2025年1月18日~2025年5月25日(日)
■現在のいちごの生育状況
まるで空中にいちごが浮いているよう
今シーズンは全体的にいちごの生育が例年より遅いが、例年通り1月上旬より開園している。
■交通アクセス
【電車】JR南武線西府駅から徒歩7分、京王線分倍河原駅から徒歩12分
※駐車場はない。
■ここならではのいちご狩りのこだわりやおすすめポイント
座ってくつろぎながら楽しめる
空飛ぶいちご東京は通常のいちご狩りと違い、摘み取り制のいちご狩りだ。一般的に、短時間で黙々といちごを食べるのが食べ放題制のいちご狩りのイメージでもあり、家族や友人と一緒に行ってもほとんど会話もなく、いちごを味わう余裕もなくひたすらいちごを食べ続けることが多い。そこで、本園ではいちごに囲まれた空間でゆったりと過ごせるように、食べたい量を量り売りで販売しており、園内で食べても、持ち帰ってもいいシステムにしている。90分制でゆっくりと過ごせて、ソフトドリンクも飲み放題なので、写真や動画を撮ったり会話を楽しんだりと今までのいちご狩りとは違った時間の過ごし方ができる。
■どんな人におすすめ?
ゆっくりといちごを食べたい人、SNSに投稿してみたい人、スイーツも食べたい人、パフェ作り体験をしたい人におすすめ。
とれたてのいちごでパフェづくりもできる
〇「空飛ぶいちご東京」の詳細情報
・営業期間:水曜日、木曜日、土曜日、日曜日
・営業時間:
水曜日・木曜日:12時~、14時~それぞれ90分滞在可能。
土曜日・日曜日:10時~、12時~、14時~ それぞれ90分滞在可能。
・いちごの品種:紅ほっぺ、ゆめのか、よつぼし、かおり野
・予約:公式サイトでの完全予約制
・料金:
■いちご摘み取り90分平日プラン
料金:3歳~小学生未満 1200円/小学生以上 1500円
※摘んだいちごは100グラムあたり450円で量り売り。1人につき、200グラムのいちごが料金に含まれており、摘んだいちごは園内の指定された席で食べられる。食べ放題ではないが、持ち帰りも可能。
■いちご摘み取り90分平日ピクニックエリアプラン
料金:3歳~小学生未満 0円/小学生以上 1500円
※摘んだいちごは100グラムあたり450円で量り売り。大人1人につき、200グラムのいちごが料金に含まれており、摘んだいちごは園内の指定された席で食べられる。食べ放題ではないが、持ち帰りも可能。本プランは靴を脱いで楽しめるピクニックエリアへの案内となる。小学生未満の子どもは入場無料で、いちごは別途購入が必要である。
■いちご摘み取り90分休日プラン
料金:3歳~小学生未満 1500円/小学生以上 1800円
■いちご摘み取り90分休日ピクニックエリアプラン
料金:3歳~小学生未満 0円/小学生以上 1800円
東京初の試みである「空飛ぶいちご」に挑戦した本園。都会の中に現れた自然のオアシスで、くつろぎのひと時を楽しんでほしい。有料で楽しめるいちごパフェづくり体験や、系列の府中いちご農園、東京いちごカフェにも注目してほしい。
本記事では東京都内で気軽に楽しめるいちご狩り施設を5つ紹介した。旬を迎え、より甘みや旨みが増している今のシーズンに、ぜひいちご狩りを楽しもう。各施設の最新情報は、必ず公式サイトで確認してから、足を運んでみよう。
文=久米碧
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