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大阪・関西万博でもイベントあり!ウェールズ×日本の関係強化を目指す「Wales and Japan 2025」がスタート

  • 2025年1月23日
  • Walkerplus

ウェールズ政府は、2025年を「Wales and Japan 2025」キャンペーン年と称し、さまざまな企画を通して、堅固な関係を築いてきた日本との絆をさらに強化していく方針を発表。2025年1月9日には駐日英国大使館にて、こちらの取り組みの概要を説明するローンチイベントが開催された。
駐日英国大使館にて実施された「Wales and Japan 2025」ローンチイベント
駐日英国大使館にて実施された「Wales and Japan 2025」ローンチイベント / 撮影:ソムタム田井


リチャード・小泉さん(ウェールズ政府・国際外務局局長 兼 参事官)、フィオン・トーマスさん(ウェールズ政府・国際外務本部局副局長)に加え、ゲストスピーカーとしてウェールズ進出企業の紅林正己さん(ソニー株式会社・取締役)、神永晉さん(住友精密工業株式会社・元代表取締役社長)らも登壇した、このたびのイベント。

ウェールズと日本の文化面および、ビジネス面でのつながりの説明から始まり、関係強化のための施策として「Wales and Japan 2025」を実施すること、そして、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」(2025年4月13日(日)~10月13日(祝)開催)へのウェールズの参加決定などが発表され、会場は大盛り上がりとなった。

ローンチイベントで説明のあった「Wales and Japan 2025」および「大阪・関西万博」における出展内容について本稿で紹介する。
フィオン・トーマスさん(ウェールズ政府・国際外務本部局副局長)より、「Wales and Japan 2025」の詳細が説明された
フィオン・トーマスさん(ウェールズ政府・国際外務本部局副局長)より、「Wales and Japan 2025」の詳細が説明された / 撮影:ソムタム田井


■大阪・関西万博でウェールズデーを実施
ウェールズ政府は「大阪・関西万博」英国パビリオンの公式パートナーとなることを発表。このパートナーシップを通じて、同パビリオンでイベントを主催する。

最初のウェールズデーは2025年4月29日(祝)に開催。文化、芸術、パフォーマンス、食品と飲料、クリエイティブ、観光、スポーツ、教育などの分野で、ウェールズが誇る素晴らしいモノ・コトが紹介される。また、この日はウェールズの「未来世代のためのWell-being法」の10周年に当たるそうで、誰でも気軽に“ウェールズが唯一無二である理由”について知ることができる機会になるという。

ウェールズデー2日目は、2025年6月24日(火)に開催。英国企業が来日し、健康にフォーカスした企画を実施する。ウェールズは英国パビリオンにて、健康イノベーションおよび健康、幸福、芸術に関するイベントを2つ主催する予定。

もちろんこのほかにも、英国のナショナルデーには母国からパフォーマーを派遣したり、ウェールズが提供するビジネスの機会について、専門家による講演を実施する…など、さまざまな企画も準備中とのこと。

■6月に東京で「Investor’s Showcase」を主催
リチャード・小泉さん(ウェールズ政府・国際外務局局長 兼 参事官)
リチャード・小泉さん(ウェールズ政府・国際外務局局長 兼 参事官) / 撮影:ソムタム田井
紅林正己さん(ソニー株式会社・取締役)
紅林正己さん(ソニー株式会社・取締役) / 撮影:ソムタム田井
神永晉さん(住友精密工業株式会社・元代表取締役社長)
神永晉さん(住友精密工業株式会社・元代表取締役社長) / 撮影:ソムタム田井


2025年6月に、東京で特別イベント「Investor’s Showcase」を主催。このイベントは、ウェールズが日本企業に提供する投資機会を紹介しつつ、ハイテクイノベーションの指標としてのウェールズをアピールすることを目的としたもの。

グリーンエネルギー、メドテック、サイバー、化合物半導体など、ウェールズが特に強みとする主要な部門における投資機会に焦点を当てており、日本のパートナー企業は、自社の技術やノウハウによって、ウェールズの将来の経済発展にどのように貢献できるか?を発表する場になるという。

■10月にウェールズで投資サミットを開催
ローンチイベントの後半では、2025年10月にウェールズで投資サミットを開催し、日本をはじめとする世界各国から来賓を迎える予定であることも発表された。公開された動画には、ウェールズのエルネッド・モーガン首席大臣からのメッセージも収められており、その内容は以下の通り。

「2025年、日本とウェールズは、お互いに深く根付いた絆を祝福します。このパートナーシップは何世紀もかけて築かれたもので、未来にわたって発展し続けることでしょう。

両国が共有する歴史は19世紀にまでさかのぼります。当時のウェールズでの技術革新が、日本の交通網の形成に重要な役割を果たしました。南ウェールズのダウライス製鉄所の鉄鋼や鉄は、日本初の鉄道網の建設に貢献し、長きにわたるパートナー関係の基礎が築かれました。

そのパートナー関係は、今日、新たな、意義深い形で発展しています。ウェールズの温室効果ガス排出量ネットゼロの未来を目指す道のりを支援する最前線に立っているのは日本の企業です。6月に東京で開催される『Investor’s Showcase』へのご参加をお待ちしております。また、10月にウェールズで開催される投資サミットでお会いするのを楽しみにしております。それでは、Diolch yn fawr/ディオッフ・アン・ヴァウル(どうもありがとうございました)」

「Wales and Japan 2025」をはじめ、ウェールズ政府が実施するさまざまな取り組みについて、詳細が気になる人はXの公式アカウントなどをチェックしよう。
「Wales and Japan 2025」ローンチイベントで公開された動画の一部
「Wales and Japan 2025」ローンチイベントで公開された動画の一部 / 撮影:ソムタム田井
「Wales and Japan 2025」ローンチイベントで公開された動画の一部
「Wales and Japan 2025」のスケジュールも紹介された
「Wales and Japan 2025」のスケジュールも紹介された / 撮影:ソムタム田井


取材・文=ソムタム田井

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