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「THE W」王者・にぼしいわしに聞くフリーの“メリット・デメリット”、利点は「全方位・複合的にネタをブラッシュアップできる」こと

  • 2025年1月23日
  • Walkerplus

レアゾン・ホールディングス主催のメディア発表会で、日本の生成AI利用率の底上げをはかり、より多くの人々に生成AIを身近に感じてもらうため、プロの“エンターテイナー”とともにプロダクト開発を行うハッカソン「GIFTech 2025春 – Humanity1.5」と、その成果を発表する「GIFTech AIデビューFES」の実施が発表された。

「GIFTech 2025春 – Humanity1.5」と「GIFTech AIデビューFES」
「GIFTech 2025春 – Humanity1.5」と「GIFTech AIデビューFES」


参加するプロの“エンターテイナー”として、「にぼしいわし(ネタ生成AIプロダクト)」「株式会社 闇(ホラー生成AIプロダクト)」「株式会社これからミステリー(マーダーミステリー生成AIプロダクト)」「はやたく(SNSコンテンツ生成AIプロダクト)」が決定。現在、2025年2月20日(木)まで参加エンジニアを募集している。
「女芸人No.1決定戦 THE W」の2024年優勝者・にぼしいわしのお二人
「女芸人No.1決定戦 THE W」の2024年優勝者・にぼしいわしのお二人


今回は、そんな「GIFTech 2025春 – Humanity1.5」と「GIFTech AIデビューFES」への参加が決定している「女芸人No.1決定戦 THE W」の2024年優勝者・にぼしいわしさんに話を聞いた。

ーー2024年大会で4度目にして悲願の優勝だったと思います。エントリー数過去最高となる903組の中からの優勝、まずは喜びのコメントを一言ずつお願いできますでしょうか。

【いわし】ずっとええとこまではいっていたんですが、なかなか獲れず……。すごく苦労していたので、やっと獲れてほっとしています。

【にぼし】自分もほっとしています!

ーー悲願、というところで、過去には「優勝にたどり着くまでに何度も辞めようと思った」という話も聞いたことがあるのですが、それでも辞めずに芸人を続けられた理由があれば教えてください。
【写真】優勝にたどり着くまでに何度も辞めようと思ったが、踏みとどまれたのはみんなが応援してくれたから
【写真】優勝にたどり着くまでに何度も辞めようと思ったが、踏みとどまれたのはみんなが応援してくれたから


【いわし】そうですね。今辞めるとファンの人たちがどういう気持ちになるんやろう、というのが一番大きかったです。あと、家族も芸人仲間もすごく応援してくれていたので、今辞めたらそのみんなから「おい!」って言われるだろうな、と踏みとどまれていました。

ーーそんな応援してくれていたファン、家族、芸人仲間からは優勝後、どんな声をかけられましたか?

【いわし】「頑張ってやっていたら報われるんや!っていうのを体現してくれてありがとう!」と言ってもらえましたね。うれしかったです。

【にぼし】私たちってテレビ向けのネタが苦手だったこともあって、ライブでずっとネタを磨き続けてきたので、それもふまえて「すごいうれしかった!」と言ってもらえて、ありがたいなと思いました。

ーー優勝後、仕事や生活はどのように変わりましたか?

【いわし】優勝前は、夜のライブまでずっとネタを書いて、時間になったらそのままライブに行く、みたいな生活でしたが、優勝後は朝から打ち合わせや取材や収録があって、丸一日ずっと人と会っている毎日です。お昼ごはんを食べる暇もないということも多くて「あ〜これが優勝か!」と思っています。

【にぼし】私も、いままではバイトとライブの繰り返しでそれも忙しいと思っていたのですが、今の忙しさと比べると暇だったんやな、と思いました。とってもありがたいことですね。あと、あの明石家さんまさんの楽屋挨拶をしたときに家を買うときに押すような立派なはんこの押されたポチ袋でお祝いもいただいて。これも優勝したからか!と感動しました!

ーー今回の勝因はなにと分析していらっしゃいますか?

【いわし】けっこう分析はしているのですが、分析したからといって優勝できる大会ではなさそうなんですよね。例年はわかりやすく派手なネタが勝ちやすかったんですが、今年は話の筋がおもしろかったり引き込み具合が強い芸人が残った印象でした。私たちは漫才の中のやりとりのうまさを意識的に強化していて、それがけっこうよかったんじゃないかな、と思っています。

ーー過去の優勝者を見ていると、みなさん事務所に所属されていた中で、にぼしいわしさんがフリーで優勝されており、「今っぽさ」みたいなものを感じています。にぼしいわしさん自身も過去には吉本興業に所属していたこともありますが、事務所所属とフリーランスのそれぞれ違いを教えてください。また、今回の勝因についてフリーランスだったことが作用したかも伺いたいです。

【いわし】事務所所属のメリットは、オーディションがあったり、売れている先輩方からアドバイスをもらえることが大きいと思います。
にぼしいわし
にぼしいわし


【にぼし】フリーランスはひとつ大きなメリットがあって、私たちって事務所の枠を超えていろいろなライブに混ぜてもらったり、いろいろな先輩芸人さんにかわいがってもらえるので、お客さんも芸人さんも、本当にいろいろな方のアドバイスや感想をそのまま聞けることなんですよね。

【いわし】そうですね、それによって全方位から、複合的にネタをブラッシュアップしていける環境というのはすごくいいと思います。それは今回の勝因に大きく関係したと思いますね。

ーーフリーランスということで、にぼしさんはグッズ・イラスト・フライヤー・小道具制作担当、いわしさんはネタ作り・音楽制作・事務仕事担当をされていると聞きました。ネタ作りについてどう作っているのか、そしてこだわりなどを伺いたいです。

【いわし】道を歩いていたり、普通に生活をしていて、なんか変やなっていう異変を書き留めておいてそこからネタを膨らませていっています。そのなかでも自分たちのお笑いは、我々二人の喋りを盗み聞きしてもらう感じをずっとベースでやっているので、あまりファンタジーっぽくしないというのは心がけています。

ーーにぼしさんはできあがったネタを見て何か言ったりすることはあるんでしょうか?
にぼしいわし


【にぼし】そうですね、ここはもう少しこうしたらいいんちゃうの?とかは全然言わないんですけど。

ーーあ、言わないんですね(笑)。

【いわし】言うような冒頭でしたね、今(笑)。入口、絶対言いそうでしたね(笑)。

【にぼし】全く言わないです(笑)。できあがったものを見て、ほーほーほーほー!おもしろいな〜って変える感じです。

【いわし】ここ(にぼし)がわかればすべての人がわかるっていう最低ラインなので、この人がわかれば大丈夫やな、というリトマス試験紙になっています(笑)。

【にぼし】私がわかったら、みんなわかる(笑)!

ーーお二人、すごく和気あいあいとされていらっしゃいますよね!

【いわし】そうですね、基本的に今みたいに会話は成り立たないので、「なんなん?」みたいなことが多くて、それがムカつくラインまでくるとムカついて、そのときは喋らないんですが、また元気になったらこんな感じで喋るの繰り返しです!

ーーありがとうございます。今回は、「GIFTech 2025春 – Humanity1.5」という”創ったプロダクトが多くのユーザーに使われるハッカソン”というイベントの発表会で登壇されていました。生成AIというワードは広く広まっていると思いますが、実際に生成AIを日常で使われることはありますか?

【いわし】YouTubeの企画でちょっと使う、みたいなことはありましたが、まだお笑いに使ったことはないですね。

【にぼし】私も使うことはないのですが、SNSで流れてくる生成AIが作った画像とか動画はめっちゃ見ちゃいますね!人間が普通に生きていて経験するもの以外から作られた感じがすごいおもしろくて、ずっと見ちゃいます。

ーーまだまだ生成AIを深く触られていないお二人ですが、今回の発表で、4月の「GIFTech AIデビューFES」でにぼしいわしさんがエンジニアとともに生成AIで「創作の可能性を広げるプロダクト」を開発し、それでネタ創作をする予定だと伺っています。意気込みを教えてください。

【いわし】にぼしいわしだけでも、生成AIだけでも作れないような最高値のお笑いに挑戦したいと思います!

【にぼし】そうですね、私も生成AIになれるチャンスなのかなって思っていて……。

【いわし】どういう意味ですか?

【にぼし】振られたらすぐおもしろいこと言うみたいな。ちょっとAIの力を借りさせてもろて。技を盗みつつ……。

【いわし】(生成AIに)負けてるやん(笑)!

【にぼし】生成AIさんの胸借りておもしろいこと言えるようになれたらいいなと思います!
にぼしいわし


ーー楽しみにしております!4月には楽しみなイベントもありますが、今後の野望みたいなものがあれば教えてください。

【いわし】ライブが大好きなので、テレビなどには出つつも、全国ツアーをやっていきたいと思っています。

【にぼし】そうですね、全国ツアー。そして、次はやっぱりM-1も挑戦していきたいと思っています。

ーー応援しています。それでは最後に一言ずつお願いします。

【いわし】にぼしいわし、いろいろ頑張っていますので、ぜひ生で見に来ていただいて、「意外と身長小さいんだな」っていうのを楽しんでいただけたらいいなと思います。

【にぼし】いつか、全国ツアーも生成AIでいけるようになれたらいいな〜!頑張ろ〜!

【いわし】なんやそれ!
にぼしいわし

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