
保健室の先生の言葉に頷く主人公 / 画像提供:Reinaさん
2025年1月現在も連載中の「感情を殺して生きた日々」はReina(@Reina770)さんの幼少期の体験談を基に描かれた作品だ。現在は幸せな日々を過ごしているが、両親の離婚や再婚で複雑な家庭環境で育ち、その幼少期は想像を絶する。今回は過去にウォーカープラスでお届けした14~19話を紹介するとともに、著者に保健室の先生に虐待のことを打ち明けた当時の気持ちなどについても話を聞いた。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
「感情を殺して生きた日々」14-1 / 画像提供:Reinaさん
「再婚した家の子はよくない」と友達の親から言われてしまい、その言葉にレイナは深く傷ついてしまう。学校では皆いつも通り仲良くしてくれたが、レイナは次第に友達を避けるようになったという。
14-6 / 画像提供:Reinaさん
友達の親から言われた言葉が忘れられず、学校では遊びよりも読書に没頭するようになる。そして、家では新しい父に暴力を振るわれても何も感じてないふりをすることが、レイナなりに精一杯の抵抗だった。
15-2 / 画像提供:Reinaさん
担任の先生からレイナの様子を聞いた保健室の先生は、「友達とケンカでもした?」などとレイナに笑顔で声をかけてくれ、精神的にも限界のレイナは「お父さんって…子どものこと叩いたりするの…?」と勇気を出して聞く。
16-3 / 画像提供:Reinaさん
先生は「レイナちゃん、叩かれてるの?」と聞くと、「叩かれるの…痛くて」と涙をボロボロ流しながら必死に訴え、先生はレイナの話を親身に聞いてくれた。「つらいことは全部吐き出しなさい、受け止めるから」と言ってくれた先生の言葉がうれしくて、レイナはこれまでのことをすべて先生に打ち明ける。
17-7 / 画像提供:Reinaさん
これはレイナの命に関わることだと確信した先生。数日後、家に児童相談所の職員が訪ねて来たが、母は「家は何も問題ありません!」と話してすぐに職員を帰らせた。その後レイナは母に呼ばれ、怒った様子で「アンタ…家族をバラバラにしたいの!?」と責められてしまう。
19-1 / 画像提供:Reinaさん
それから家族で話し合い、新しい父からの虐待や無視もなくなった。けれど、このあと意外な展開がレイナを待ち受けていたのであった。
保健室の先生に話した当時の気持ちについても伺うと、「先生の深刻そうな顔を見て、大事になるんじゃないかと怖くなりました」と感じたようだ。
保健室の先生に虐待のことを打ち明けたレイナだが、果たして新しいパパは本当に心を入れ替えたのだろうか?SNSやブログではそのほかの作品も投稿されているので、この機会にぜひ一度読んでみて!
取材協力:Reina(@Reina770)