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「なんでお尻触ってるの…?」幼少期に自身の受けた性被害を赤裸々告白!エッセイ漫画に読者から多くの反響!!【作者インタビュー】

  • 2025年1月17日
  • Walkerplus

隣で見ているおじさんにお尻を触られている…!?
隣で見ているおじさんにお尻を触られている…!? / 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

小学校低学年で見知らぬ男性からお尻を触られたり、小学校高学年のときに義理の父親が布団に入ってきた…性被害のトラウマを抱えた漫画家・魚田コットン(@33kossan33)さんの「スカートの呪いが解けるまで」を紹介したい。結婚・出産を経て、一見性被害の呪縛から解放されたように見えるが、未だ性的な視線には敏感で「自分の子どもにはスカートを履かせたくない」と本書では綴られている。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。


■自分の中で抑えきれなくなった思いをぶつけて描いた衝撃作
スカートの呪いが解けるまで_01
スカートの呪いが解けるまで_01 / 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

スカートの呪いが解けるまで_02
スカートの呪いが解けるまで_02 / 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

スカートの呪いが解けるまで_03
スカートの呪いが解けるまで_03 / 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

「いつか自分に起こったつらかったことを漫画にしたい」そんな思いからブログで様々なエッセイ漫画を発信し続ける漫画家の魚田コットンさん。今作では自分自身の心情をメインに描いているのだそうで、「無意識に考えていたもの、思っていたものを思い出して、さらにそれを言語化するのにけっこう苦労しました」と当時を振り返る。

今作は読んでいて胸が苦しくなるような体験談が描かれているのだが、ブログで連載中にも同じような経験をされた方から魚田さんの元へコメントやDMが多く届けられたのだという。「現在私が結婚し子どもを育てているというのが、その方たちにとって希望になっている部分もあったようで。そのことが逆に私の希望になって『こういう漫画を描こう』と思った」と赤裸々な実体験を描く決め手になったのは読者からの反応だったと教えてくれた。

「こんな重くてつらいだけの話を描いて、誰も楽しい気持ちにならないのに…」と思いつつ「たまたま私が漫画を描けて世の中に発信できたけど、それができない人もたくさんいるんだな」という気づきから自分の中で抑えきれなくなった思いをぶつけて描いたという今作。魚田さんは「同じような思いをした人たちに、つらかったよね、でもさ、自分たちは全然悪くないんだよということを伝えるために描いています」と最後に心からの願いを綴ってくれた。

受ける必要のない性被害から子どもを守るためにはどうすればいいのだろう。今一度しっかりと考えるための一歩として、今作をぜひ読んでほしい。


取材協力:魚田コットン(@33kossan33)

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