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生徒の中に“推し作家”が…!?「先生」の想いが迷走する“推し”と“推し”のやりとりが尊すぎるっ!【作者インタビュー】

  • 2025年1月14日
  • Walkerplus

学校の教師が「先生」と慕ってやまないのは、自らの教え子だった!お互いに先生同士な生徒と教師のシチューエション短編「先生×先生」
学校の教師が「先生」と慕ってやまないのは、自らの教え子だった!お互いに先生同士な生徒と教師のシチューエション短編「先生×先生」

学校の補習授業の時間、教室には女子生徒と教師二人きりだった。一見すると先生と教え子以外の何ものでもないお互いの関係だが、実は教師にとってその生徒はかけがえない「先生」その人で――。

矢尾いっちょ(@1203Yao)さんの創作漫画「先生×先生」は、「学校の先生」と「マンガの先生」、異なる“先生”同士の駆け引きが笑える短編作品。教師は教え子が推しの同人作家だと知っていて、なんとか補習を切り上げて創作の時間を確保させたがるが、女子生徒には補習を引き延ばす理由があり……というストーリーで、X(旧Twitter)上では多くの反響が寄せられた。そんな同作の舞台裏を作者の矢尾いっちょさんに取材した。


■教室で繰り広げられる「先生」同士の攻防戦!先生という言葉に秘められた意味とは
「先生×先生」(01)
「先生×先生」(01) / 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)

「先生×先生」(02)
「先生×先生」(02) / 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)

「先生×先生」(03)
「先生×先生」(03) / 作:矢尾いっちょ(@1203Yao)

本作は、教師と生徒のユニークな関係を描いた作品であり、学校をテーマにした作品のネタ作りがきっかけで生まれたという。「教師が生徒を羨望の眼差しで見ているような、そんな状況を想像してみたんです」と作者の矢尾さんは語る。そこから生まれたのは、互いにリスペクトしあえる関係だった。

主人公の芦谷さんと深町先生は、どちらもクールな一面を持ちながらも、心の奥底に熱い情熱を秘めている。矢尾さんは、この二人のキャラクターを差別化するために「大人と子どもの目線の違い」に着目したという。大人の教師と子どもの生徒、それぞれの立場からのギャップが、物語に奥行きを与えている。

また矢尾さんは、読者に飽きられないためにキャラクターの表情や行動、物語の展開を魅力的に描くことを心がけているという。特に短編作品では、限られたページ数で読者の心を掴むことが重要だ。

一方で、矢尾さんは「先生」という言葉に込めた意味についても語ってくれた。「先生」は、尊敬や救いを求めて相手に使う言葉であり、同時に言われた側にはプレッシャーがかかる言葉でもある。矢尾さんは、この作品のなかで「先生」という言葉の持つ多面性を描き出し、読者に新たな視点を与えることを試みている。

矢尾さんの作品は、連続したストーリー作品や短編作品など様々であるが、それぞれの魅力について「続きものの作品ではキャラクターの変化や成長を描ける一方で、短編作品では瞬間的な面白さを追求できる」と話す。今後も様々な作品を通じて読者に楽しんでもらうことを目指しているという矢尾さん。興味のある人はぜひ読んでみてほしい。


取材協力:矢尾いっちょ(@1203Yao)

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