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妻が死神になって魂を奪いにきた!?悲しむそぶりを見せない夫の秘められた想いに涙腺崩壊…【作者インタビュー】

  • 2025年1月14日
  • Walkerplus

私は死んだのに元気に生きてる夫が許せない!?
私は死んだのに元気に生きてる夫が許せない!? / 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)

半年前に死んだ妻・志乃が「死神」になって戻ってきた。鬱になるくらいには落ち込んでほしかったのに元気な夫・進の姿を見て、死神になって魂を取りにきたという。進は「ちゃんと落ち込んでいる」というが、三食ガッツリ食べているし、趣味のキャンプやDIYも続けて人生を満喫しているのはなぜ?10年来の愛妻が死んでも生きる意欲高めな夫が気に入らない創作漫画・早々乃曜七(@kakesichi67)さんの「君の死は」を紹介する。


■妻よりも残された夫の愛が重い!2人の強い絆を描いた本作の制作秘話とは
君の死は(1)
君の死は(1) / 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)

君の死は(2)
君の死は(2) / 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)

君の死は(3)
君の死は(3) / 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)

本作の要でもある「妻が死神になってしまう」という設定について「『死神に魂を取られないよう頑張っている人間の絵』を最初に思いつき、『この2人がどういう関係性だったらおもしろいだろう』と考えた結果、この関係性に落ち着きました」と話してくれた作者の早々乃曜七さん。冒頭では無表情であまりにも感情がわかりにくい夫だが、話が進むにつれ過去が明らかになると、実は妻よりも夫のほうが愛が重かったということがわかっていく。この2人の関係性についてはこだわりがあるそうで、「話が進むにつれ、2人の内面のギャップが出てくるように工夫しました」と早々乃さんは語っている。

魅力的なストーリー展開に、思わず「涙腺崩壊した」というコメントが届いたことについて、早々乃さんは「いつもじっくり丁寧に読んでくださる方が多くて、とてもうれしいです!ただ、個人的にはそんなに泣ける話のつもりで描いていなかったので、意外でした」と当時を振り返る。

「『設定はダークだけど、悲しくなりすぎないコメディ寄りの漫画』を描くのが好き」と話す早々乃さん。今作「君の死は」は、モーニングで期待賞を受賞したほどの話題作となったものの、早々乃さんとしては「もうちょっと上の賞を取りたい」という思いがあるのだそう。最後に「画力を向上させることが課題。コマ割りや構図、ディティールなど、次回は改善できるようにしたい」と次回作への目標も語ってくれた。

切ないけれどカラッと笑える、そんな魅力的な作品で涙腺崩壊させたい方はぜひ、本作を読んでみてほしい。


取材協力:早々乃曜七(@kakesichi67)

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