
2025年1月18日(土)から2月2日(日)の計16日間、日本全国のご当地鍋と100種超えの全国選りすぐりの日本酒などを堪能できるイベント「酒処 鍋小屋 2025」が、神奈川県横浜市の横浜赤レンガ倉庫にて開催される。こだわりの鍋から日本酒、そして創作和菓子や「昭和レトロ」な会場までも楽しめるという、寒い冬に“和”を味わうのにぴったりなイベントとは一体どのようなものなのだろうか?
■“こたつ”で鍋作りから楽しめる「作る鍋エリア」が今年も登場!
昨年(2024年)4年ぶりに復活し、大好評を博した「作る鍋エリア」が今年も登場。昨年に続き、畳仕様の座敷エリアに設置された日本の冬に馴染み深い“こたつ”に入りながら、ゆっくりと鍋を囲むことができる。
ちゃんこ鍋の監修は、先代武蔵川部屋の元ちゃんこ長。鶏と野菜の出汁が抜群の塩ソップちゃんこ、濃厚な豚胡麻味噌ちゃんこ、食欲そそるカレーちゃんこという、ちゃんこ鍋のプロが監修した3種類の味のちゃんこ鍋が用意されている。家族や友人と一緒に自分たちで作った熱々の鍋を囲み、日本の冬を堪能しよう。
「作る鍋エリア」で楽しめる「ちゃんこ鍋」(イメージ)
■丼ぶりサイズで全国各地の“おいしい”を味わえる「一杯鍋」も要チェック!
全国各地で親しまれているご当地鍋を厳選し、海鮮からお肉、山菜などの山の幸などのさまざまなバリエーションの鍋が集められたという「一杯鍋」コーナーも見どころの一つ!一杯800円の価格から、全国各地のこだわりの食材を使った温かい鍋の食べ比べを楽しむことができるという。18種類登場するご当地鍋の中で、注目の商品3種類を紹介!
【新潟県】新潟県産紅ズワイガニと有頭えびの海鮮キムチチゲ
なんとしても目が離せないのが、冬の鍋の王者カニを使った体温まるキムチ鍋。どちらも新潟が一大産地の紅ズワイガニと地酒を一緒に楽しんでみてはいかが?
地酒の名産地新潟は、紅ズワイガニについても一大産地!地酒と合わせてカニを贅沢に使ったチゲ鍋を味わおう!
【宮城県】痛風鍋
一説では宮城県仙台市発祥と言われている痛風鍋。牡蠣や白子、あん肝などプリン体たっぷりの高級食材を使った贅沢な海鮮鍋として提供される。プリン体の過剰摂取による痛風には要注意だが、見逃せない一品だ。
牡蠣やあん肝がたくさん乗った「痛風鍋」
【宮城県・山形県】仙台山形二県牛豚芋煮鍋味比べ
芋煮といえば「宮城と山形の芋煮、結局どちらがおいしいの?」と論争が起きることがある。宮城の芋煮は、仙台味噌と豚肉の滋味深い味わいだ。一方で、山形の芋煮は牛肉に山形の地元醤油で仕上げるさっぱりとした味わいになっている。隣り合った県同士の自慢の芋煮をセットで食べ比べてみよう。
牛肉に醤油で仕上げるさっぱりとした山形の芋煮(左)と、仙台味噌と豚肉の滋味深い味わいの宮城の芋煮(右)
「酒処 鍋小屋 2025」では、ご当地鍋にもぴったりな日本酒が100種類以上登場する。「ちょい呑み・ちょい鍋セット」として、各地の日本酒と鍋に加え、ご当地の食材を使った一品料理もお酒の肴として一緒に堪能できるセットも販売される。オリジナルお猪口もセットとして付いてくるため、家飲み用のお土産にもぴったり。
日本酒のチケットとオリジナルお猪口がセットになった「ちょい呑みセット」と合わせて、日本酒好きにとっては見逃せないセットになっている。
「ちょい呑みセット」で付いてくるオリジナルお猪口は、家飲みにもぴったりだ
■今年初登場!〆には「あんこ横丁」で和スイーツも楽しもう!
鍋と日本酒を楽しむだけではないのが、今年の「酒処 鍋小屋」の進化点。なんと「あんこ横丁」としてあんこを使ったバリエーション豊かな和スイーツを楽しめるブースが登場する。王道から和洋折衷の進化系まで、鍋の〆に楽しんでほしい注目の“あんこ”スイーツを紹介!
■東京巣鴨とげぬき福寿庵「あまりん大福」
冬のあんこを用いたスイーツとしては定番の苺大福には、埼玉県のブランドいちご「あまりん」が登場!糖度20度のいちごを丸ごと使った贅沢な苺大福は、定番鍋の“和”の雰囲気にもマッチしている。
埼玉県のブランドいちご、糖度20度の「あまりん」を使用した「あまりん大福」
■果朋 ‐KAHOU‐「一游 莟‐HANASHIBE」
京都府の世界遺産・二条城の南側に2020年10月にオープンした、旬の果実を活かした創作和菓子屋「果朋 ‐KAHOU‐」からは、一口サイズでかわいい「一游(いちる)」シリーズの「莟‐HANASHIBE」が登場!
クランベリー、マスカルポーネ、ピスタチオ、檸檬、アールグレイと白餡を混ぜ合わせた餡玉は、寒天でギュッと素材の味を包み込んでいる。
色鮮やかな餡玉「一游 莟‐HANASHIBE-」
■Kitchen macaroni「大吟醸香るティラミスどら焼き」
「ティラミス×どら焼き」や「和菓子×日本酒」というまさかのコラボを果たした進化系スイーツが、この「大吟醸香るティラミスどら焼き」だ。生クリームやあんこをはさむどら焼きには、エスプレッソと隠し味の日本酒が染み込んでいる。仕上げにココアパウダーを振りかけるとあら不思議。どら焼きなのにティラミスでもある創作スイーツの完成だ。ぜひ異色のコラボレーションで完成した和風ティラミスを味わってみてほしい。
日本酒もしみ込んだ和風ティラミス「大吟醸香るティラミスどら焼き」
■イベントテーマは「昭和」!?「酒処 鍋小屋 2025」の担当者に話を聞いてみた。
――「酒処 鍋小屋 2025」の開催に関して、意図や狙いについて教えてください。
寒さが厳しい冬の季節に横浜赤レンガ倉庫と海が見える開放的な空間で熱々の鍋を囲み、お客様同士の交友を深めていただきたいという想いから生まれました。
2025年は昭和改元から100周年の節目を迎えることから、「昭和」をテーマとしました。昭和を知る世代には懐かしく、知らない世代には新しさを感じるような世界観を表現しています。
――会場ではどのように「昭和レトロ」な世界観を表現しているのですか?
イベントのこだわりとして「本物感」をどう表現するかは常に考えながら会場づくりをしています。世界観を表現するため、どこか懐かしいレトロな看板や赤提灯、タイムスリップした気持ちになる昭和歌謡のBGM等、昭和を感じる要素が詰め込まれ、ノスタルジックな雰囲気を作り出しています。また、縁日で人気の出し物の射的など、お子様から大人まで昔懐かしい雰囲気を楽しめるコンテンツもご用意します。
日本全国のご当地鍋と100種超の全国選りすぐりの日本酒を楽しめる「酒処 鍋小屋 2025」が1月18日(土)から開催!
なかでも注目は、和のナイトカルチャーの代名詞である「スナック」を再現した「スナック横丁」のブースです。全国850軒以上のスナックを訪れた“スナ女(R)”五十嵐真由子さん率いるスナックエンタメ集団「スナック横丁」がプロデュースしており、会期中は、神奈川県横浜市の野毛などで実際にスナックを営んでいるママさんも日替わりで登場します。スナックには欠かせない「カラオケ」や、クイズや紙芝居など多くな方にお楽しみいただけるコンテンツをそろえて、気軽にスナックの雰囲気を体験できる場をご提供します。
「スナック横丁」で昭和のナイトカルチャーの代名詞“スナック”文化を体験!?
ぜひこの機会に昭和レトロな世界観に没入していただきたいです。
【スナック体験ブース「スナック横丁」概要】
■営業時間:16時~21時(ラストオーダー 20時30分)
※当日受付のみ。
※1月24日(金)は会場の都合により休業します。
■料金:1500円(ドリンク1杯+乾き物、カラオケ使用料込み)
追加ドリンク500円~(ソフトドリンク有り)
※混雑時は30分制となります。
■席数:最大15席
――最後に一言お願いします!
横浜赤レンガ倉庫の冬の風物詩でもあり、雨風をしのげる大型テントの中でお楽しみいただける鍋小屋。前回開催時は会期中に約25万人(※)の方にお越しいただき、お鍋と日本酒で身も心も温まると好評をいただきました。
※横浜赤レンガ倉庫の来館者数も含む。
今年は、カラオケも楽しめるスナック体験ブース「スナック横丁」や、カウンターで気軽に一品料理を楽しめる屋台コーナー、和スイーツには欠かせない“あんこ”を使ったメニューが集結した「あんこ横丁」など、これまでになかったコンセプトブースが目白押しです。
「昭和レトロ」を感じる会場で、日本ならではの全国各地のご当地鍋、日本酒を老若男女、国籍を問わず、皆様にお楽しみいただけますと幸いです。
【酒処 鍋小屋 2025 開催概要】
■開催期間 :2025年1月18日(土)~2月2日(日)
※雨天決行、荒天時は休業することがあります。
■会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場
■営業時間:平日12時~21時(ラストオーダー20時30分)、土日11時~21時(ラストオーダー20時30分)
※一部エリアでは、営業時間が異なります。
■入場料:無料
※飲食・物販代等は別途必要です。
■主催:横浜赤レンガ倉庫(株式会社横浜赤レンガ・公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
■後援:横浜市、日本あんこ協会
■協賛:プレミアムウォーター株式会社、日本たばこ産業株式会社、霧島酒造株式会社、株式会社ダイショー
■協力:株式会社エクシング
「酒処 鍋小屋 2025」では、全国選りすぐりの100種類以上の日本酒も楽しむことができる。日本酒のなかには、和スイーツにもぴったりな甘口のものから、なかなか出合うことのできないレア酒も登場するとのこと。古きよき「昭和レトロ」の雰囲気とこだわりのご当地鍋で、一杯楽しんでみてはいかが?
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文=平岡大和