【泣ける】自分を守って死んだ愛犬が人間になって会いに来たら…?夢のように幸せな漫画に「めっちゃいい話」の声【作者に聞く】

  • 2025年2月19日
  • Walkerplus

愛犬・颯太との散歩中に、ブレーキとアクセルを踏み間違えた車が突っ込んできた。とっさに飼い主の健吾をかばった颯太は、車に轢かれて命を落としてしまう。颯太を亡くした健吾は、泣きじゃくりながらも会社に出勤しようとしたのだが、扉を開けたそこに立っていたのは「まっぱ」で「モロ出し」の“警察に通報”確定案件の変質者だった。彼は「健吾ぉ~」と名を呼びながらじゃれついてきて、顔をペロペロ舐めるのだが、彼の正体は一体…!?本当に颯太なのか…?
飼い主の健吾を守るため車に轢かれて死んでしまった…
飼い主の健吾を守るため車に轢かれて死んでしまった… / 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)


本作を読んだ読者からは「犬の気持ちがわかればいいな、と思ったよいお話でした。もうかなり前に愛犬は亡くなっていますが自分が空に行ったら覚えていてくれるかな?謝れるかな?」と自分の愛犬を想う声や、人間の姿になった愛犬・颯太について「あの世の再生係の方も、どうせなら耳や尻尾も出ないようにしてくれればいいのに…と思いましたが、それはそれでかわいかったです」というほのぼのした感想も届いた。
きっと言い分があったはずなのに叱ってばかりだった自分に自己嫌悪してしまう
きっと言い分があったはずなのに叱ってばかりだった自分に自己嫌悪してしまう / 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)


本作を描いたのは、夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さん。漫画を描くことが好きで、現在は企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵などの仕事をしつつ、「ジャンプルーキー!」にオリジナル漫画を掲載している。夏野ばな菜さんに本作について話を聞いてみた。

――柴犬の颯太の描き方や「柴犬あるある」が詰め込まれていましたが夏野さんご自身も犬を飼われていたのでしょうか?

はい。子どものころに柴犬ではありませんが、保健所が開催する譲渡会に参加して保護犬を譲渡してもらいました。ずっと我が家のわんこでいてくれたのですが、私が進学で家を離れている間に、「死んでしまった」と両親から連絡を受けました。自分が居ない間に死んだというのがショックでした。

――それはつらかったですね…。

ただ、誰かがうちのわんこの元に子犬を捨てて行っていて、うちのわんこはオスだったんですけど、子犬のためにエサを噛んで柔らかくして与えて育てていて…。だからそのままその子を二代目わんことしてうちで育てることにしたよ、と。死んでしまったという連絡と共に、新しいわんこが訪れたことも両親から聞かされました。

――「何て言っているのか言葉がわかればいいのに」という想いは「飼い主あるある」ですね。夏野さんご自身もそう思われた経験がありますか?

尻尾がちぎれんばかりにふりふりしている様子を見ると「うれしいんだろうな」とはわかるんですけど、やはり詳細な部分はわからなくて。ごはんも好きなメーカーとかあるみたいで、喜んで食べるやつと全然食べないやつがあるんですが、食べないと「具合悪いからかな、嫌いなだけかな」とやたら心配になるので、言葉がわかればいいなとは思います。

意思疎通ができて、「あ、これ嫌い」とか「今、散歩の気分なんで出かけようよ!」と言ってくれるといいなと切実に思っていました(笑)。

どんな姿でも、もう2度と失いたくない大切な存在だ
どんな姿でも、もう2度と失いたくない大切な存在だ / 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

夏野ばな菜さんは現在「ジャンプルーキー!」にて「SSS」という漫画を連載中。どんな作品か尋ねると、「楽しい職場と愉快なサラリーマンたちが繰り広げるラブコメディがスタートで、現在は登場人物たちが結婚し、家族が増え…そんなにぎやかな日常を描いています」とのこと。「SSS」も人間の内面や人と人のつながりを描いた人間味あふれる物語となっているので、本作を読んで夏野ばな菜さんの作品が気に入った人はぜひ読んでみて!


取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

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