エキュート品川で12月25日まで「酒ガチャ」開催中！10万超えのお酒が当たるかも!?

世の中にはさまざまな“ガチャ”があるが、お酒の当たる「酒ガチャ」なるものをご存じだろうか？

酒ガチャとは、「小規模生産で造り手のこだわりが詰まったお酒」である“クラフト酒(しゅ)”の専門ECサイト「クランド」の販売方法。お酒をランダムに詰め合わせにしたセット販売で、どんなお酒が入ってくるかは届くまでのお楽しみ。単品購入するよりも必ずお得になるようになっており、中には高額商品が含まれていることもあるという。

そんなクランドが、2024年12月9日から12月25日(水)までエキュート品川での初のポップアップストアを出店中。普段はネットでしか体験できない酒ガチャをリアルで体験できるという。どんなものなのか行ってみた！

■ガチャは全部で7種類。1回2400円で運試し！
ショップに行くと、7つのカプセルトイマシンが並んでいる。クランドを運営するKURAND株式会社広報・遠山彩華さんに聞くと、今回はすべてガチャ形式で販売をしているという。その狙いはあとで聞くとして、さっそくリアル酒ガチャを試してみよう。

クランドでは日本酒、果肉酒、梅酒、焼酎、ワイン、ビール、プレミアムサワーベースとさまざまな酒類を取り揃えており、中にはアイスクリームにかけることを目的としたアイスクリーム専用リキュールなどのユニークなものも多い。どのガチャをやってみようか。

「ジャンル別にガチャはわかれていまして、日本酒、果実酒などの甘いお酒、スパークリングとあるので好みのジャンルを選んでいただいてもよいのですが、特にジャンルにこだわりがなければ、“おまかせ”はいかがでしょうか。日本酒、梅酒、果実酒それぞれ万人受けしやすい、クランドの定番人気商品が入っています」と遠山さん。

”おまかせ“の酒ガチャで1番レアな“SLR(シークレットレジェンドレア)”な商品は「山代17年」という通常1本1万9800円の高額梅酒。SLRは数量限定で一般販売をしていない幻のお酒になるんだそう。確率1/500ということで、当てるのはなかなかの強運が必要そうだが、“R(レア)”でも1本2490円ということなので、ちょっとお得。さて、どうなるか…。

レジでガチャ用コインを購入し、いざ回す！カプセルの中には紙が入っているので、開けてみると…。

“R”の日本酒「海月」が当たった！

「こちらの商品は静岡県清水区由比に蔵がある『英君酒造』が手掛ける日本酒です。クラゲのように繊細で優雅な飲み口が特徴で、魚介の味を引き立てるので、食事と一緒に楽しんでいただくのがおすすめです。クランドの商品はネーミングやラベルにひと工夫をしているのですが、こちらの『海月』は瓶の底からライトを当てると、ラベルの丸い窓からクラゲたちが海の中を舞う姿を見ることができます。暗い部屋だとより幻想的な雰囲気になりますので、ぜひ試してみてください」

■1回目は“R”商品をゲット。2回目は高額商品出るか!?
一度やるともう1回やってみたくなるのが“ガチャ”というもの。さきほどの1本も楽しみだが、せっかくなのでさらなる高みを目指して、もう1回チャレンジ！ジャンル縛りの「日本酒」「スパークリング」とあるが、さきほど日本酒が当たったので今度は「果実酒、梅酒、リキュール」を1回分購入してみた。すると…。

“SR(スーパーレア)”のストロベリームーンをゲット！どのお酒もクランド自慢の銘柄だが、やはりレア度の高い商品だとうれしさも増すというもの。イチゴ果汁と桜ピューレを使用したリキュールで、上品な甘さが特徴だそう。こちらも飲むのが楽しみ！

ほかにも、1回4800円と高額ながらも“SLR”の商品は1本11万円という夢いっぱいの「プレミアム」、1回600円でクランドの人気銘柄のミニボトルチャームが当たる「酒瓶チャームガチャ」、クランドの公式SNS(X、Instagram、YouTube、LINE)をフォローするとその数分無料で回せて最高「10万円分のお酒プレゼント」のクーポンがもらえるガチャも並ぶ。

筆者もクランドのInstagramアカウントをフォローして無料ガチャを回したら、オンラインストアでお買い物をすると1000円オフになるクーポンをゲットした。SNSをフォローするだけでお得なクーポンをゲットするチャンス。見逃せない！

■「より多くの人にクランドを知ってもらいたい」
酒造メーカーである“酒蔵(さかぐら)”と消費者をつなげ、お酒の楽しみ方を広めたいという想いから立ち上げられたクランド。飲食店事業を行っていたこともあるが、「オフラインとオンラインで売れるお酒は異なる。試飲のできないECサイトで手に取ってもらえるお酒を造るため、EC向けの商品作りに注力したい」という考えから、EC事業に一本化して事業運営が進められてきた。今回、初のポップアップストアを出店したのはなぜだろうか？

「私たちは普段ECで販売していて、情報の発信もSNSが中心ということでお客様が普段ネットにいる方たちです。これから先、もっとクランドを大きくしていくときに、オフラインでしか情報を収集していない人をキャッチアップする動きをしないと、やっぱりお客様に上限が出てきてしまいます。そこで、オフラインの接点を作ることで、今までリーチできなかった方々にクランドの商品を届けたいという狙いがありました。そして、もう一つは、クランドは知っているけど、ネットでお酒を買うことに対して抵抗を持たれている方っていうのはまだまだいらっしゃると感じています。そうした方にオフラインで目の前に商品とスタッフがある状態なことに安心感を覚えてもらって、しかもお得ということで手に取っていただく。家で飲んでもらって、『おいしい、イベントも楽しかった、じゃあ今度はネットで買ってみよう』と思っていただけるように、お客様との信頼関係を作りたいということで、出店を決めました」

エキュート品川という場所になったのはなぜだろうか？

「駅近く、駅ナカ施設だと、お客様は特別な目的を持たずいらっしゃる人が多いですよね。電車の乗り継ぎの合間とか、『何かいいものがないかな』というラフな気持ちでいらっしゃる方々。そうした方と私達クランドのサービスは相性がいいのではないかと思っています。逆に、駅から離れている施設の上の階ですと、そこに特定の目的があっていらっしゃるので、目的以外のものは目に入りづらくなってしまいます。新しいお客様にリーチしたいという私達の狙いと合致するのは駅近く、駅ナカ施設だろうということでエキュート品川での開催となりました」

ちょうどクリスマス、年末年始も控えていて、お酒を手にとりやすい季節。立地も時季もぴったりなイベントで、夕方の時間帯はひとだかりができるほど反響があるという。

「たまたまここに来て『知っているロゴを見かけたからきました』、とか『クランドのことは知らなかったけど、おもしろそうだからやってみました』という方も多く来店されています。最初は、銘柄指定で買えるような一般的な販売方法も考えていたのですが、年末が近づく時季であり、いろんな人から利用したい・買ってみたいと思ってもらえるようなスタイルをやりたいということで企画した結果、全部ガチャにしてみよう！ということでこの形になりました。みなさんに楽しんでいただけてうれしいです」と遠山さん。

ECサイトでも酒ガチャは1本からできるが、送料の関係もあってセット販売で購入されるケースがほとんど。特に、現在は4本セット1万2000円の「酒ガチャ！福袋2025」(2025年1月15日までの販売)が好評だ。しかしポップアップストアであれば、「まずは1本試したい」というカジュアルな気持ちにマッチする。年末に向けての運試しに、酒ガチャに挑戦してみてはどうだろうか？

取材・文＝西連寺くらら

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