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京都伏見の非公開寺院・大光寺で「耳祭り」が初開催。耳にご利益のある薬師如来像の特別公開も!

  • 2024年10月27日
  • Walkerplus

歴史ある京都・伏見の地にたたずむ非公開寺院「大光寺」で、2024年11月9日(土)に初の「耳祭り」が開催される。当日は、耳にご利益のあるお薬師様をはじめとする貴重な仏像が特別公開されるほか、狂言や落語など耳で楽しむ芸能プログラムを用意。さらに、地域の店舗と連携したマルシェ、抹茶席、障がい者によるアート展示など、多彩な企画が用意されている。

■耳への感謝と祈りを捧げるお祭り
今回初めて開催される「耳祭り」は、普段は公開されていない大光寺を特別拝観できる貴重なチャンス。拝観者には、平安時代から耳のご利益で信仰されてきたお薬師様が特別公開されるとともに、健康と安全を祈願してもらえる。ほか、五劫思惟阿弥陀如来像など、貴重な仏像の拝観も可能だ。

■耳で楽しむ企画も満載!
昼の部では“耳で楽しむプログラム”として、目を閉じて耳だけで楽しむ「目隠し落語」や耳祭りオリジナルの「創作狂言」、ラジオパーソナリティーによる絵本の読み聞かせなどが行われる。さらに、地元の茶葉を使用した抹茶席、アーティストとのコラボによる写経体験、障がい者アートの展示なども予定されている。

■[主なプログラム]
・古典落語/目隠し落語+仏像案内
11時30分〜12時20分

・古典狂言/創作狂言+仏像案内
13時45分〜15時20分

・お抹茶席
9時40分〜、10時45分〜、11時10分〜、12時25分〜、13時30分〜、15時30分〜

■夜の部の目玉は「怪談百物語」!
18時から開催される夜の部では、怪談師・宇津呂鹿太郎さんを迎え恐怖の「怪談百物語」を実施。あなたが披露する怪談を、怪談売買所のごとく宇津呂さんが買い取るかも…!?

■「みみみくじ」が初お目見え
祭り当日は、大光寺の新たな授与品「みみみくじ」も初登場。みみみくじは耳に“痛い”けれども納得できるようなお経の言葉が記載されたおみくじで、近畿大学医学部の生塩研一講師監修による“耳にまつわる豆知識”も寄せられている。

■貴重な特別御朱印も用意
会場では、耳祭り限定の御朱印の授与もお行われる。大光寺の山号「藤澤山」にちなみ、寺紋にもなっている「下り藤」と浄土の「蓮の華」を住職自ら描く、ありがたい御朱印だ。

「耳祭り」開催概要
日程:2024年11月9日(土)9時~16時/夜の部18時~19時30分
場所:大光寺(京都府京都市伏見区伯耆町1-1)

今回の祭りについて、担当者に話を聞いてみた。

ーー今回の祭り開催の狙いは?
会場となる大光寺の副住職である河村英昌は、以前から神社仏閣を持続可能にする方法を模索し、取り組んできました。今回の祭りは、特色のある寺がハブになることで地域の事業者様を巻き込み、寺の関係人口を増やすことで持続可能な未来を作っていきたい、そういった想いがありできた祭りです。大光寺としても「仏様を拝みたい」という声は多くいただいていたものの、公開ができていなかったため、そのような声をかけてくださってきた方にとって、よい機会になればと思います。

ーー今回の祭りの目玉は?
目隠し落語、創作狂言、みみみくじ、怪談話です。目隠し落語は、普段は身振りなども含めて楽しむものである落語を耳で集中して楽しむという新しい形の落語です。創作狂言では、耳祭りのオリジナル狂言を演じてもらいます。みみみくじは耳にイタい、でも納得のお経の言葉と耳の専門家による専門的な豆知識をいただける授与品です。怪談話では、宇津呂鹿太郎さんにお越しいただき地域の怪談を売買する「怪談百物語」を開催します。

ーー今回のお祭りのアイデアはどのようにして生まれましたか。
もともと耳のご利益で信仰の厚かった大光寺ですが、非公開寺院であるため公開してほしいという声を多くいただいていました。神社仏閣オンラインではこれまでもコンセプトを付けることで寺社の関係人口を増やしていく試みを続けてきましたが、今回は「耳」をコンセプトにすることで、音楽やラジオなどさまざまな分野の方との関わりを作ることができるという思いから着想を得ました。

耳にお悩みがある人はもちろん、秋の京都でのおでかけ先を探している人も、気軽に足を運んでみては。

なお、プログラムへの参加は一部を除き有料となっている。公式サイトでは事前予約も受け付けているので、気になる企画があれば早めのチェックがおすすめだ。

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