
これまで世界各地のガイドブックとして人気を誇ってきた「地球の歩き方」の国内版シリーズは、現在続々とエリアを拡充中。そんな地球の歩き方とコラボレーションした「地球の歩き方オリジナル日本酒」の第2弾が、2024年10月3日にオンラインおよび対象各県の一部店舗で販売開始された。本家「地球の歩き方」と同様に、第1弾の広島県から次第にエリアを拡充している「地球の歩き方オリジナル日本酒」とは、一体どのようなものなのだろうか?
■第2弾では北関東3県が登場!大谷翔平選手との思わぬ関わりも
今回の「地球の歩き方オリジナル日本酒」で登場した日本酒は、今年地球の歩き方でも取り上げられた、群馬県・茨城県・栃木県の「北関東三兄弟」の酒蔵で作られたもの。そして、読者アンケートで各県1位の名所が描かれた「地球の歩き方」の表紙が、日本酒のラベルに大変身するという驚きのコラボレーションを見せている。
【群馬県のコラボ日本酒 詳細】
群馬県のコラボ日本酒は、日本百名山の名峰谷川岳の大自然を素直に表現した、清らかでスッキリとした中にも柔らかな仕込み水の優しい余韻が引き立つ、永井酒造のお酒。永井酒造は業界で初めて、4カテゴリーの日本酒でコース料理へのペアリングを試みるなど、新しいスタイルで世界に挑戦している。
本家「地球の歩き方」と同じイラストのラベルには、湯もみで有名な草津温泉が描かれている。
【茨城県のコラボ日本酒 詳細】
茨城県のコラボ日本酒は、茨城の食との相性を大事にし、米の旨味がたっぷりな辛口の日本酒を造っている、吉久保酒造のお酒。吉久保酒造のお酒は米・水・造り手にこだわっており、なんとあの野球選手・大谷翔平さんが所属するロサンゼルス・ドジャースの本拠地である、ドジャースタジアムのVIP席でも提供されている。メジャーリーガー大谷翔平さんの大活躍を見守っている日本酒を醸造する吉久保酒造のお酒は要チェックだ!
本家「地球の歩き方」と同じイラストのラベルには、ネモフィラで有名な国立ひたち臨海公園が描かれている。
【栃木県のコラボ日本酒 詳細】
栃木県のコラボ日本酒は、「純米酒」という言葉のない時代から“米だけの酒”を造っており、現在は日本・アメリカ・ヨーロッパで認証された有機日本酒を造っている、天鷹酒造のお酒。「有機日本酒」と表示するためには、厳しい基準があり、その中でも日本・アメリカ・ヨーロッパでの有機認証を持つ蔵は3蔵しかなく、希少な酒となっている。
本家「地球の歩き方」と同じイラストのラベルには、日本を代表する世界遺産、日光東照宮が描かれている。
【各県コラボ日本酒 詳細】
■価格:1800円(税抜き)
■容量:300ミリリットル
3県コラボセットも登場
「北関東3本セット」として、上記の3本が1セットでの販売もされている!旅行のお土産にはもちろん、帰省のお土産、出張土産、贈答品にもピッタリ。もちろん、このセットのパッケージは地球の歩き方ガイドブックの表紙デザインがそのまま表現されており、話題になること間違いなしだ!
【地球の歩き方オリジナル日本酒(北関東・3本セット) 詳細】
■価格:5800円(税抜き)
■容量:300ミリリットル×3本
■取り扱い店舗:
・群馬県:草津温泉 湯の香本舗(本多みやげ店)、HANAGATAYA 高崎、銘品館高崎店、上毛高原駅NewDays、群馬いろは
・栃木県:那須高原友愛の森、淀川酒店、とちびより
・茨城県:偕楽園 見晴亭、京成百貨店、道の駅 常総
※1本単位での販売は、オンラインおよび、その対象県内の取り扱い店舗のみになります。3本セットは、3県内すべての取り扱い店舗で販売しています。
■今回のコラボ担当者に話を聞いてみた。
今回の「地球の歩き方コラボラベル日本酒」シリーズは、日本酒の販売を行う日本テクノロジーソリューション株式会社によって企画されている。地球の歩き方とのコラボレーションが始まったきっかけや、注目ポイントなどについて、担当者に話を聞いてみた。
――「地球の歩き方コラボラベル日本酒第二弾」の提供に関して、意図や狙い、目的、ターゲットなどについて教えてください。
メインターゲットは旅好きの方や、地元の料理に合うお酒をお求めの方ですが、今回も第一弾に引き続き、北関東3県がテーマの地球の歩き方が出版されるタイミングとコラボラベル日本酒の発売のタイミングを合わせました。地球の歩き方の書籍と併せて群馬県、栃木県、茨城県の魅力発信の一助になればと思い、今回も発売しております。そして、最終的には各地の日本酒をきっかけにした酒造ツーリズムにつなげたいと思います。
――「地球の歩き方コラボラベル日本酒第二弾」で販売される商品について、注目してほしいポイントなどを教えてください。
注目ポイントはラベルです。表紙には地球の歩き方ガイドブックの表紙デザインをそのまま表現しており、裏面では地域の情報や観光スポット、日本酒の特徴などを記載しています。
また、各県の日本酒は蔵元のご担当者様に実際にお会いしながら、特徴のある酒蔵の選定を進めました。日本酒の特徴や合う料理などは、蔵元に直接取材した内容をご紹介しております。ラベルから中身まで、その土地や酒蔵の魅力がぎゅっと詰めこまれた日本酒になっています。
――地球の歩き方とコラボレーションした「地球の歩き方SAKE」のアイデアはどのようにして生まれましたか?また、その実現に向けて苦労した点などあれば教えてください。
「地球の歩き方」の編集長(現取締役)である宮田さんと偶然お会いさせていただく機会があり、コロナ禍を経て「日本」へ目を向け、旅以外の「日常」をより豊かにするお手伝いをしたいという想いを抱いている「地球の歩き方」と、農業や観光、ものづくりから日本の地方創生を志す当社の狙いが合致し、今回の日本酒コラボレーションが実現いたしました。
――「地球の歩き方オリジナル日本酒」の販売に向けて苦労した点などあれば教えてください。
苦労した点は、いかに一般消費者にアプローチするのかというところです。当社はパッケージ事業やメディア事業を生業にしており、どちらも“B to B”が中心のため、自社販売のノウハウがあまりない状況でした。なかでも、各都道府県の特徴ある酒蔵の発掘、コラボラベルの制作、主要 JR駅・空港・道の駅・地方百貨店などの販売先の短期間での開拓には苦労しました。
――第一弾「地球の歩き方コラボラベル日本酒」のこれまでの反響はいかがですか?また、今後第三弾以降の販売予定もあれば教えてください。
第一弾は、日本三大酒どころとして知られる酒のまち、広島県東広島市の西条にある賀茂泉酒造のお酒で、G7 広島サミットで振る舞われた日本酒の酒蔵ということから、海外から来日された方からも大人気でした。
第三弾では12月に京都・東京、1月に大阪・愛知の日本酒を販売します。さらに第三弾では、2月に「地球の歩き方 みちのく」の発売に合わせて、福島・宮城・岩手・青森版の日本酒を販売する予定です。
――最後に読者へのメッセージをお願いします!
國酒である日本酒ですが、国内出荷量は、1973年度の176万6000キロリットルをピークに減少傾向が続いており、2021年度には39万9000キロリットルとピーク時の2割近くまで落ち込んでいます。現状、日本の文化がたくさん詰まった日本酒づくりの存続の危機が迫っている状況です。今回の企画が、該当地域や地酒蔵を知ってもらうきっかけとなり、最終的にはその土地に足を運び、地球の歩き方ガイドブックを読みながらおいしい食べ物とともに地酒を飲んでいただければ幸いです。ぜひ一緒に地方、そして日本を盛り上げていきましょう!
今回の「地球の歩き方コラボラベル日本酒」では、世界各地、日本各地の魅力を伝える「地球の歩き方」が、そのままのデザインでラベルに大変身している。書籍の中だけでは伝わりきらない、各地方の観光地や日本酒の魅力まで、実際に日本酒をテイスティングしながら楽しめる、今回のコラボ日本酒を試してみてはいかがだろうか?
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文=平岡大和