子どものころから漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は、X(旧Twitter)に投稿されているなかから「夜逃げ屋日記」の43話を紹介するとともに、彼氏に暴力を振るわれた依頼者の姿を見たときの心境についても聞いた。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
依頼宅へ駆けつけた友人の橘さんは、依頼者・今野さんの変わり果てた姿を目にして泣き叫ぶ。宮野がこの状況に困惑していると、今野さんのDV彼氏に見つかって殴られてしまう。
その様子を見たブルさんはDV彼氏の腕を掴んで止めようとするが、DV彼氏はブルさんにも殴り掛かり喧嘩が始まる。
暴走するブルさんを前に足がすくむ宮野。社長がいない今は宮野が止めるしかない。宮野が力ずくでブルさんを止めようとしていると、ようやく社長と警察が到着。騒然とした現場を見て、警察はすぐに救急車を呼ぶ。
社長はブルさんの行動にすっかり呆れた様子。宮野は必死にブルさんをかばうが、ブルさんに「黙れ」と言われてしまい落ち込む宮野。この日は夜逃げの予定だったが、業務どころではなくケガの手当てと取り調べで一日が過ぎていくのであった…。
――DV彼氏に暴力を振るわれた今野さんの姿を見たときの宮野シンイチさんのお気持ちをお聞かせください。
いつか遭遇すると思っていたことではありましたし覚悟をしてきたつもりでしたけど、やっぱり実際に目の当たりにするとかなりキツかったです。取材に入っといて都合のいいことは言えませんが、やっぱり何事もない現場の方が気持ち的には安心できます…。
「夜逃げ屋日記」は待望の第3巻が発売され、著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現している。夜逃げ屋に興味や関心があれば、この機会にぜひ一度読んでほしい!
取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)