ペットの需要が高まっている昨今。特に小鳥は見た目のかわいさと、「散歩をしなくていい」「犬や猫と違ってしつけがいらない」など手軽に飼えそうなイメージもあって人気を博している。
しかし、「鳴き声が大きい」「問題行動を起こすためトレーニングが必要」といったケースもあり、「思っていたのとは違う」との理由から、手放してしまう人もいるのだとか。そこでウォーカープラスでは、3羽の小鳥と暮らす鳥野ニーナさん(@sinamomomomo)の漫画と、「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生の監修&エッセイで、小鳥の飼い方をわかりやすく紹介する。
■鳥さんをお迎えするタイミング、育てる際のメリットや注意点
「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生に小鳥の魅力について聞くと「そもそもヒナとは卵がかえってから幼羽に覆われるまでの鳥を指し、1回目の換羽を迎えるまでの時期を幼鳥と呼び、その後セキセイインコの場合は体格が成鳥と同じくらいになった後を若鳥と呼ぶ。そして繁殖できる年齢になった鳥のことは成鳥と呼んでいる」と詳しく教えてくれた。
ヒナを迎えるメリットとして「さし餌」といって、飼い主が直接手で餌をあげることで人の手を怖がらずに懐きやすいと言われている。しかし、ヒナは体力が少なく病気の発症や弱りやすいというデメリットもあるようだ。
ヒナを育てる注意点として「保温や体重の管理、動物病院での健康診断をしてもらいアドバイスをも良いでしょう」と指摘する。さし餌を卒業した鳥を迎えるメリットもあるようで、ヒナよりも体が丈夫であったり、親兄弟と育った鳥は社会性が身についているなどがあるという。
寄崎先生は「知識不足で病気にならないように、メリットやデメリットをしっかりと知った上でお迎えをして下さい」とメッセージを寄せた。
取材協力:「森下小鳥病院」院長・寄崎まりを先生