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夏フェスでサウナを楽しむ!お台場「GLAMSA PARK」でテントサウナ体験

  • 2024年8月21日
  • Walkerplus

夏真っ盛りの今、暑いばかり言っても仕方ない。この時期しかできない体験を楽しむのも夏の過ごし方のひとつ。ということで、2024年9月1日(日)まで開催中の「GLAMSA PARK(グランサパーク) 2024」のテントサウナを体験してきた。

■なんとお台場で!都内では珍しい薪サウナを体験できる「GLAMSA PARK 2024」のサウナエリア
「GLAMSA PARK 2024」は、テクノとヒップホップの2つの音楽フェス、プール、ビアガーデン&BBQ、キッチンカー、イベントステージなど話題のコンテンツとともにサウナも楽しめる“前代未聞の屋外エンタメパーク”。このサウナエリアを担っているのが、昨年、大洗海上花火大会で1日だけ開催されたサウナイベントに1210人を動員した「SUMMER SAUNA RESORT(サマーサウナリゾート)」。最大33人収容の超大型テントサウナ「Sotoburo CUBE33(ソトブロ キューブ33)」を設置し、イベント期間中は毎日、昼3部、夜2部の1日5部制でサウナを体験できる。

耐熱性テントの中でサウナストーブを焚いて温めるサウナテント。屋外で気軽にサウナを楽しむことができるので、アウトドアシーンなどで近ごろ人気だ。主にキャンプ場やイベントなどで設置され、水着着用で男女一緒に入ることが多い。通常、カップルや男女のグループではサウナは別行動になることが多いが、テントサウナの場合は性別に関係なく一緒にサウナを楽しめるのがポイント。

会場はゆりかもめの台場駅とりんかい線の東京テレポート駅の間。各駅から徒歩7分の位置にあり、入口もそれぞれの駅側に2カ所ある。サウナエリアは台場駅側、ダイバーシティ東京プラザのガンダムの目の前の入口を入ってすぐ。「GLAMSA PARK 2024」は入口でアプリをダウンロードすれば入場無料で、利用する施設やプログラムごとに料金を支払うシステム。共有スペースにはキッチンカーなどもあるので、ランチなどでフードやドリンクのみ利用することもできる。今回はサウナが目的なのでサウナエリアへ直行。

■サウナエリアは水着着用。まずは更衣室で着替えよう
サウナエリアは10時~11時30分、12時30分~14時、15時~16時30分、17時30分~19時、19時30分~21時の5部制で、時間帯や平日、土日祝で価格が異なる。事前予約制だが空いていれば当日でも受け付けてくれる。人気の時間帯は夕方~夜。午前中は比較的入りやすいそうだ。今回は午前中に体験。日差しもあってかなり暑く、サウナに入る前から汗が出る。

受付を済ませ、サウナ利用を示すリストバンドを手首に付ける。これがあればサウナエリアへの出入りがOKで、サウナ利用時間内に隣のプールエリアや外のキッチンカーにドリンクを購入しに行くこともできる。屋外ということもあり、屋内のサウナよりも水分補給には気をつけたい。サウナエリアには水分補給用のドリンクの持ち込みはOKなので、あらかじめ用意しておくのが賢明。また、他の人のものと混在しないようにペットボトルに印をつけたり、名前を書いたりしておこう。ドリンクなどを入れられるスパバッグのようなものがあるとより安心。

更衣室にはロッカー、簡易ドレッサーとドライヤー、カーテンで仕切られたシャワーが設置されている。シャンプーやボティソープなどの設置はないので、持ち物に加えておきたい。まずは更衣室で水着に着替えよう。水着はお気に入りを持参したいが、荷物を最小限にしたい人には水着(700円)または水着+フェイスタオルセット(1000円)のレンタルもある。フェイスタオルは販売(400円)もしている。

まったく知らない人と水着でサウナに入るのが気になるという場合は水着のタイプを考慮するか、水着の上に羽織れるものを用意しても。Tシャツやラッシュガード、パレオなどもいいが、水風呂に入ったり、かけ水やシャワーを浴びたりすることを考えると、濡れたときに体にまとわりつかない形で軽い素材のものがおすすめ。水着用でなくても、濡れても重くならない素材であればヨガウェアやスポーツウェアでもいい。

個人的おすすめのひとつがサウナ用のウェアではないが、フィットネスやヨガ用のウェアブランド「Onobii」のクロスバックTシャツ(6900円)。ソフトストレッチのスムース素材で、背中が開いているので水着の上に着ていても圧迫感がなく水に入っても体の動きを遮ることがない。胸元やお腹まわりなど気になる部分をほどよく隠してくれるデザインを選べば、心置きなくサウナに集中できる。水着はもちろん、羽織も好みのデザインを選べばよりワクワク楽しめる。

下半身が気になる人は、ハーフパンツやショートパンツタイプの水着がいい。または、水着の上から履くパンツを持参しよう。水着売り場などでも購入できるが、サウナグッズでも販売されている。サウナ室で膝を立てて座るときや、無意識で脚を開いてしまいがちな休憩中なども心置きなく過ごせる。サウナハットなどが人気の「Saunya」の「サウニャパンツ」(2640円)は価格もお手ごろ。水着にプラスできるこうしたアイテムは、必須ではないがあると便利。お気に入りがあると、さらにサウナも楽しくなる。

■なんと33人が入れる巨大テントサウナ
シャワーで汚れを洗い流してからサウナへ向かおう。サウナエリアには大きなサウナテント、2つの水風呂、休憩用のインフィニティチェアやベッドが置かれている。テントサウナはかなり大きく、33人が入れるという最大級サイズ。しかも今回のイベントでは1回の定員が33名なので、全員もれなく入れてサウナ待ちが起こらない。さらに休憩用の椅子やベッドも最大33席用意されているので、こちらも待たずに利用できる。これは本当にありがたい。

さて、いよいよテントサウナへ。入口のファスナーを開けて中に入ってみると3台の薪ストーブが設置されている。茨城で2年かけて乾燥させた薪を使用している薪サウナは、都内ではなかなか見かけない希少なサウナ。ストーブの小窓から見える薪の炎や、時折聞こえるパチパチという音に癒やしを感じる。このときのテント内の温度計は90度を少し超えるぐらいを指していたが、体感はそれ以上。

これだけ熱くても息苦しさを感じないのはサウナストーブの上に設置された管のようなものに秘密があるそう。madsaunist製スチームジェネレーター「Ouroboros」を導入していて、目には見えないが蒸気が上がっている。通常のサウナに比べるとテントサウナの温度は低いことが多いが、この装置のおかげで100度前後の高温設定が可能。さらに自由にロウリュができるので、そのたびに体感温度が上がる。

一般的なサイズのテントサウナは座る場所も1段だけの場合が多いが、ここは2段ある。当然、上段のほうが熱いので熱さに弱い人は下段に座るのがおすすめ。下段でもしっかり熱いので無理はしないように。上段に座ったら、下りるときには下段の人にひと声かけて通るスペースを開けてもらおう。声をかけるのをためらって我慢してしまうことのないように。逆に下段に座っている場合は、上段の人のために体をずらすか立ち上がって通り道を開けてあげよう。テントサウナを楽しむにはお互いの思いやりが大切だ。

■サウナ内で体験できる“人間ロウリュ”って?
今回のテントサウナはキャパが大きいということに加え、換気にも気を配っている。よく見るとテント内にある8カ所の“窓”すべてが1/3程度開いていて、ここから新鮮な空気をテント内に取り込んでいる。さらにテントの下から銀色の大きなダクトが出ていて、中の空気を外に排出している。高温設定ができるサウナストーブを使用しているからこそ、しっかり換気をしてもテント内の温度が下がってしまうことがない。

このサウナのおもしろいところは “人間ロウリュ”ができるところ。え、“人間ロウリュ”とは??サウナストーンではなく人間=自分に水をかけること。サウナ内で頭や体に水をかけてもいいという、ほかではなかなかできない体験だ。サウナで頭や顔、首元などに水をかけると熱さが和らぐ。学生時代、男子生徒がよく水道で頭から水を浴びていたアレに似ている。通常の施設ではサウナ室内で水をかけるのはご法度。サウナ中に水浴びを体験したことのある人は少ないと思うが、実際にやってみるとこれが何とも気持ちいい。ということで、ここに来たらぜひものとしておすすめしたい。水の使い方をもうひとつ。サウナ室の温度が高めなので、座面がとても熱くなっている場合がある。サウナマットを持参していれば敷いて座ることもできるが、特に用意がない場合は水をかけてから座るといい。水着を着て座るとしても熱いものは熱いので、遠慮せず水をかけよう。

■かけ水と2つの水風呂×ととのい椅子でクールダウン
熱くなったらテントを出て水風呂エリアへ。かけ水と2種類の水風呂がある。手前の小さいプールがかけ水用。ここは常温なので日中で25~28度ぐらい。水風呂初心者でも意外と大丈夫な温度。なにせこの暑さ、サウナに入らなくても水を浴びたくなるぐらいなので、サウナ後であればなおさら。普段水風呂が苦手な人もこれならいけるはず。かけ水も足元から少しずつかけて体を慣らすことを忘れずに。

ブルーの大きな水風呂は15~17度設定。特別な装置を使って真夏の屋外にいながらしっかり冷たい水風呂を実現させている。水位がやや低めなのは横になって入ることを想定しているから。無理は禁物だが、入れそうならぜひトライしてみよう。そもそも体が熱を持っている暑い日の水風呂は格別だ。

もうひとつ気になる丸い水風呂だが、こちらはいわゆる水温が一桁台、“シングル”の水風呂。通常10度前後の設定だが、この日はまだ誰も入っていない状態だったからか6度というキンキンの冷え具合。これにバイブラを組み合わせると体感温度はさらに下がる。こちらは興味本位で入れる温度ではないと思うので、初心者は怖いもの見たさで手をつけるぐらいで。水風呂好きの人はチャレンジしてみてもいいが、絶対に無理はせず自己責任でどうぞ。どちらの水風呂も無理な人はかけ水で汗を流して体をサッと拭き休憩エリアへ。

インフィニティチェアはグッと押すとリクライニングできるので、リラックスした姿勢で外気浴を楽しもう。日中は日差しもあるので屋根のあるエリアがおすすめ。眩しいときはタオルで目隠しするといい。もちろん水分補給は忘れずに。あとは着替えの時間などを逆算し、時間内に終了できるように自分のペースで楽しもう。

このサウナでは日によってちょっとおもしろいプログラムが用意されているのもポイント。アウフグースはもちろん、利用者みんなで大合唱する「大熱唱サウナ」や芸人がサウナ内でネタを披露し、スベるとロウリュをする「お笑いサウナ」など、趣向を凝らしたエンタメサウナを楽しめる。エンタメプログラムは実施日のすべての回で行われるので要チェック。“サウナフェス”ならではの斬新な体験をぜひ。

■サウナ後もプールやBBQなどでフェス気分
サウナのあとは、せっかく水着を着ているので隣接するプール(別料金)で楽しむのもOK。プールにはバーが設置されていてドリンクの提供もしている。プールとサウナは行き来できるようになっているので、ドリンクを飲みに行ったりサウナ後にそのままプールで遊んだりするのもアリ。もちろん、サウナの前や途中での飲酒はNGなので、アルコールはサウナが終わってからの楽しみに。夜にはナイトプールパーティーが行われ、ちょっと大人な空間になるので、興味がある人は夕方以降の時間帯にサウナを体験してプールとともに満喫しよう。

さらに会場内には「渋谷肉横丁」がプロデュースしたBBQ&ビアガーデンエリアがあり、完全手ぶらでBBQが楽しめる。シンプルに牛・豚肉を盛り合わせた「ライトセット」(2900円)から事前予約限定の「A5和牛と牛タンセット」(8900円)、松坂牛や黒毛和牛の食べ放題ができる「平日女子会プラン」(9800円)などさまざまなメニューがあり、サ飯としてBBQを味わえる。

肉以外にも海鮮メニューや1品500円からの単品メニューもあり、ソフトドリンク飲み放題(500円)やアルコール飲み放題(2000円)をBBQとともにオーダーできる。サウナ後にBBQなんて、アウトドアサウナならでは。なかなか都心ではできない体験だ。

サウナ後はスイーツ派という人はキッチンカーエリアへ。サウナ後に食べるパフェ“サパフェ”や、フローズンやフロートなどのお店もあり、ひんやりスイーツで暑さを和らげるのもいい。ほかにもフードや物販のテントもあるので、いろいろ見て回るのも楽しい。

テントサウナというとキャンプ場など郊外に行って楽しむイメージだったが、こうしたイベントなら電車でアクセスして温浴施設とは違ったサウナ体験ができる。夏もそろそろ後半戦。まだ夏らしい体験をしていない人、まだまだ遊び足りない人はぜひ、テントサウナデビューしてみよう。






取材・文=岡部礼子

※中学生以下はサウナエリアへの入場不可
※屋外イベントのため天候により開催時間の変更や中止の場合あり。公式サイトで要確認。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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