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戦国武将の精神を身にまとう!?包帯素材で通気性抜群の甲冑パンツ「志道・SIDO」がリニューアルして新発売

  • 2024年8月24日
  • Walkerplus

「人の肌に快適なウエア」をモットーに物作りにはげむ「ログイン株式会社」(以下、ログイン)から2008年に発売され、人気を博した甲冑パンツが満を持して再登場した。日本の戦国武将の鎧兜のデザインを忠実に再現するというコンセプトはそのままに、形とプリントデザインに変更を加えたうえで、全国の百貨店や公式オンラインストアなどでの販売をスタートした。

■人気は世界規模。マドンナのツアーでも採用!
2008年5月に東京・原宿の東郷神社にて発表され、2008年11月に発売されたログインの甲冑パンツ。“戦国武将の精神を身にまとい、勝負したい男たちを応援する”ためにつくられたという同商品は、新聞やテレビなどさまざまなメディアでも紹介され、大きな注目を集めた。最後の甲冑パンツシリーズが発売終了となった2010年以降も、再販を望む多くの声が上がっていたのだそう。

その後は、2015年にマドンナのワールドツアーにおいて男性バックダンサーの衣装として採用された際に再生産されたものの、販売は数量限定のため「もう一度つくってほしい」という声は絶えなかった。そうした顧客からの要望に加え、昨今のインバウンド需要も追い風となり、今回の再販が決定したという。

ログインによると、2024年現在、インバウンド需要は進化し、日本を表層的に見物するだけでなく、内に入り、日本の文化に浸るようなイマーシブ(没入)体験をすることに価値を見出す海外旅行客が増えているのだとか。また、帰国後も日本を感じていたいという要望も多いことから、再度、「甲冑パンツ」に注目が集まった形だ。

■織田信長モデルなど計4デザイン
今回は、2008年の初代モデルで人気のあった織田信長、徳川家康、武田信玄、真田昌幸の4武将のデザインをピックアップ。従来品よりも裾の長さが短く、はきやすくなっている。また、「戦に出ていく時の新品の鎧兜」をイメージした初代甲冑パンツのデザインと対比し、3代目となる今回の商品では「戦いに勝って凱旋帰国したカスレた鎧兜」がイメージされ、細かくカスレが施されている。

■高い技術を活かし、金箔部分にも通気性も確保
甲冑パンツのベースとなっている「HOHTAI(R)」素材(包帯素材)は、医療用の包帯に改良を加え、加工法で特許を取得した特殊な素材。通気性がよいため夏は涼しく、冬は“デッドエアー効果”で温かい。年間を通して快適に着用できることが特徴だ。

ログインでは、初代甲冑パンツの開発当初、表面の甲冑模様を迫力あるシルクスクリーンで印刷するために、いくつものTシャツのプリント工場でテスト印刷を重ねたのだそう。しかし、素材の通気性の高さゆえに印刷作業は困難を極め、受けてもらえる工場はなかなか見つからなかった。そんな折、“シルクスクリーンの仙人“と呼ばれる岐阜県の職人との出会いがあり、協力を取り付けられたことから、素材の通気性を損なわずにプリントする方法が考案でき、商品化に成功したのだとか。

この、金箔を貼った部分であっても通気性を損なわないテクニックは、日本が誇る世界で唯一のプリント技術なのだそう。もちろん、今回のリニューアル商品にも、この技術が活用されている。

ログイン株式会社代表 野木志郎さんのコメント
「今の日本経済、特に肌着業界はファストファッションの台頭により大打撃を受けています。品質も高く、しかもコストも安い商品が市場を独占していますので、中小の肌着ブランドは生きていくには大変な状況です」

「しかし、日本の製造技術はまだまだ知られていない部分もあり、大量生産はできませんが、少量で高品質な商品は数多く眠っています。これらを世に出すことが我々中小企業の役目だと思っています」

「この甲冑パンツは、素材からプリントまで、日本の技術の最高峰のコラボレーションです。戦国武将の魂を蘇(よみがえ)らせ、今の世の中に日本の大和魂を復活させたい!という一心で作りました。これを身に付けて気合いを入れて仕事をしたら、成果が出ること間違いありません!どうかよろしくお願いします!」

今回のリニューアルについて、担当者にも話を聞いてみた。

ーー今回のリニューアルの狙いは?
たくさんの思いがあり再販にたどりついた商品ですが、あえてひとつに絞ってお伝えするならば、日本の高い技術と芸術的甲冑デザインを国内外の人に知っていただきたかった、ということになります。国内の歴史好きの方や外国人観光客の皆様に「やっぱり日本ってすごい」と思っていただけたらうれしく思います。

ーー今回のリニューアルの目玉は?
注目していただきたいのは、今回のリニューアルから採用した、カスレを施したデザインです。よりリアリティにこだわったデザインとなり、強い信念を表現することができました。

ーー甲冑パンツのアイデアはどのようにして生まれたのでしょうか?また、商品化にあたって苦労した点は?
甲冑パンツは弊社ロングセラー商品の包帯パンツという下着と同じ生地で作成されており、高い通気性と包帯のような伸縮性を持つ、かなり特殊な個性を持った生地にプリントしております。プリントすること自体に高い技術が必要で、これを実現できる工場を探すことが苦労した点かもしれませんが、驚くべきは、それを実現できてしまう、日本の物作りを支えてこられた職人様の技術力です。

ーーユーザーへのメッセージをお願いします。
日本が有する美しい歴史的デザインを、日本の高い物作りの技術力で実現した、機能性とデザインを兼ね備えた甲冑パンツは、きっと質にこだわる皆様をうならせるひと品に仕上がったと思います。世界の誰にお渡しいただいても喜んでもらえる最高級アンダーウェアを、ぜひコレクションしてください。

ここ一番の勝負どころに着用したいインパクト大のパンツ。レジャーや温泉にはいていけば、更衣室や脱衣所で注目を浴びること間違いなしだ。

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