アメリカで2021年に創業し、わずか3年余りでアメリカを中心に約100店舗展開しているハンバーガーブランド「Hangry Joe’s(ハングリィ ジョーズ)」が、東京・秋葉原に日本1号店をオープンさせた。店名は空腹という意味の「Hungry」と怒っているという意味の「Angry」を掛け合わせた「おなかが空いてイライラするー!」というスラングが由来。一体、どんなお店でどんなバーガーが食べられるのか。
■空腹のイライラをワクワクに変える!はみ出るチキン
アメリカ生まれの「Hangry Joe’s」は、フライドチキンをサンドしたハンバーガーがシグネチャーメニューのバーガーショップ。バンズからはみ出すほどの大きなフライドチキンにオリジナルの刺激的な味付けをした“やみつきホットチキン”が若年層を中心に人気となり、アメリカを中心に急速に店舗を増やし、現在ではドバイや韓国にも進出している。
今回オープンした日本1号店のメニューをさっそくチェック。メインとなるのは「ハングリィシグネチャーバーガー」(レギュラー1490円、アメリカン1790円、スモール1190円)、「ハングリィシグネチャーテリヤキバーガー」(レギュラー1490円、アメリカン1790円、スモール1190円)。ほかに「ハングリィチキンラップ」(1190円)や「ハングリィチキンオーバーライス」(990円)、「ハングリィブラックカレー」(990円)といったバーガー以外のメニューが並ぶ。
「ハングリィシグネチャーバーガー」の特徴は、特製の衣をつけて揚げたフライドチキンをオリジナルのラー油につけ、オリジナルスパイス、ハングリィソースをかけて作り出すやみつき感のある辛さ。辛さはレベル0~5(レベル3までは無料、4は+100円、5は+150円)から選べ、辛さ0はラー油にはつけず、ハングリィソースのみかけたもので、ほんのりピリ辛。1~5はスパイシーパウダーで辛さを調整しているという。初めての人にはレベル2がおすすめ。辛さが苦手な人は辛さ0をオーダーするか「ハングリィシグネチャーテリヤキバーガー」を選ぼう。どちらのバーガーも11時~14時のランチタイムなら同じ価格でポテトかサラダ+ドリンクがセットになっていてお得に食べられる。
今回はおすすめのレベル2を食べてみた。フライドチキンのザクザク食感はそのままでも十分おいしい。ピリ辛な味わいはレベル2では鶏肉の旨味とジューシーさを感じられる辛さ。オレンジがかった色のソースが、「Hangry Joe’s」自慢の‟やみつきソース”。この程よい辛さと後を引くスパイシーさが「Hangry Joe’s」がアメリカで人気となっている理由だ。この味はアメリカ発の本場の味をそのまま楽しめる本国オリジナルメニュー。
サイズは3種。おなかとの相談になるが、おすすめは、フライドチキンがまったくバンズに収まっていない、むしろバンズに収める気などまるでないだろうと思うぐらいの大きさのアメリカンサイズ。これは見た瞬間にテンションが上がること間違いなし。ジューシーな鶏ムネ肉とザクザクした衣の組み合わせ、さらにやみつきソースとのマッチングで、ボリュームのわりに意外と食べ進められる。食べ切る自信がない場合はレギュラーやスモールもある。
「ハングリィチキンラップ」も本国でバーガーに次ぐ人気定番メニュー。こちらはフライドチキン、コールスロー、シャキシャキのレタスをトルティーヤで包んでいて、バーガーと同じハングリィソースを使用している。
そして、もうひとつのバーガーの「ハングリィシグネチャーテリヤキバーガー」だが、こちらは日本限定メニューとして日本人になじみ深い味を「Hangry Joe’s-Tokyo-」らしくアレンジしたもの。テリヤキ味が食べられるのは日本だけだ。
さらにドリンクの充実ぶりも日本店のこだわり。朝、昼、夜と時間帯に合わせていろいろな楽しみ方ができるよう、ソフトドリンクだけでなく、ビールやワイン、ハイボール、ジン、ウイスキー、サワーと多彩なアルコールのメニューを用意。ノンアルコールメニューも豊富で、どんなシチュエーションで、ひとりでも誰かと来ても自由に楽しめるようになっている。
時間帯での違いといえば、ランチにバーガーやラップが同じ価格でポテトかサラダとドリンクが付きというお得なセットになるほか、14時~17時のカフェタイムには「ニューヨークショコラテリーヌ」や「バージニアバスクチーズケーキ」(ともにドリンクとセットで980円)などでカフェのように利用できる。そして、夜はフリーフロー付きのディナーコース(5000円)でゆっくり食事ができたり、多彩なアルコールメニューと夜限定のミニバーガーでちょい飲みができたりと、楽しみ方はいろいろ。
おなかが空いてイライラした気分をこだわりフードや豊富なドリンクで払拭してくれる「Hangry Joe’s-Tokyo-」。日本初上陸の味を食べに足を運んでみては。